龍への目醒め

生きとし生けるものは
生命力の根源を霊的な源に拠っています。

霊界から物質界へ
生命力を供給する役割を担っているのが
龍と呼ばれるはたらきです。

人に人格があるように
龍にも霊格、意志があり、
霊的感度の高い古代の人々は
それを「龍神」と呼び、敬ってきました。

龍は物質界の「水」に働きかけることで
生命力を創造しています。

「ミ（水・身・実）」に
「ヒ（火・霊・日）」を注いでいるのです。

人（ヒト）は肉体を持ちながら
「ヒ」を内に宿す存在です。

古代の日本人はこのことを
深く知覚していました。

人の「ヒ」なる志と
勇敢で誠実な行いに感化され
龍はさらにその力を振るいます。

今、地球の各地で
生命力が枯れつつあります。

物理的な破壊と同時に、
「ヒ」を宿す人が少なすぎて
龍がはたらけない状況にあります。

どうかあなたの「ヒ」を
呼び覚ましてください。

人のまなざしには「ヒ」を
届ける働きがあります。

自然界はいつも惜しみなく
人に恵を与えてくれています。

「ヒ」なるまなざしによって
彼らへ愛と祝福を届けてください。

そして、
あなたやあなたの大切な人の身体（ミ）にも。

外に龍を探すより先ず
内なる龍に目覚めてください。

六花の庵 わたつみ