2021.03

いまごろだけど、コロナになってからの日々を振り返ってみる。

変わったことといえば、
仕事や住む場所が変わったことと、
SNSへの興味が薄くなったことと。


2020年は、これは私だけでなく世界中のみんながそうだと思うのだけど、自分とじっくり向き合う時間が増えて、まるでどこかの神様にそれとなく、「あなたはこれからどこで誰を何をして生きていくの?」と聞かれているみたいな気持ちになった。

いつか住みたいな、と漠然と憧れていた街に住むことを、もう少し現実的に考えてみたり、何歳になるころには何をしていて、そのためにはいまこれをしておかなくちゃだ!みたいな積極的な未来志向を取り入れるようにもなったり。新しい言語の勉強に明け暮れたり、小説に夢中になったり、インテリア探しにいそしんだり。

これまでみたいに、大好きな旅をつうじてたくさんの人やカルチャーに出会って、五感を刺激して、たくさん発散して、ってことができなくなって、もやもやすることもあったけれど、いままでとはまた違ったものごとの愉しみかたを知ったのかもしれないと思うと、それはそれでとても美しいことだったなと思ったり。

飽きっぽいし人と会うのが一番私を私にすると思っているのだけど、そのために少し寂しい思いをすることもあったな。それでも、近くにいる大切な人をもっと大切にしようって気持ちを逆に見つけたりもした。

体験や出来事を表層的に人に伝えることはもともとあまり好きではないので、そのぶん、SNSヘの興味が薄れたりもした。体験や出来事を通じて何を感じたか、を、大切な周りの数人に伝えられればそれで満足だな〜みたいな感覚なのかもしれない。周りの誰かの生活への関心がかなり薄くなったのかもしれないな。深く、深くなっていく感じ。

仕事とそれ以外の日常の境界線がぼやけていくみたいに、いろいろな境界線がぼやけていって、きっとこれからまたたくさんの人や考え方、思想や哲学に出会う機会が星のように降ってくると思うと、待ちきれない。

2020年はたくさんの種まきをして、収穫もおいしくいただいて。2021年もきっともっと光速で過ぎていく日々になる気がしているし、すでにもうそんな感じ。ときどきめげそうだけど、自分なりの切り替えスイッチみたいなのも手玉にとりはじめてきたから、きっともっとたのしんでいけるはず。

自分のインフルエンサーは常に自分だし、見た夢を知っているのも自分だけ。そんな気持ちでわくわくしているいま。思うがままに、描いたままに、毎日を一つずつ織り込んで行こうと思った。

突然書いてみている深夜。ひっそりと、自分用に。

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