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JUSTICEに出ます

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↑JUSTICEの公式HPのほうで『以上だ、言いたいのはそれだけ!』とかいっておきながら、またぞろJUSTICEについて書くのはやや気が引けるが、でも書いておかないと後悔しそうだと思うから書く。人生で後悔するのはあと2回までと決めたのだ。

初回のJUSTICEが行われたのは2020年2月であった。僕はこれを観客兼中華一番として目撃&体感している。いまとなっては到底信じられないが、当時、我が国の大多数は『なんか海外でコロナとかいうのが流行っているらしい』というぐらいの認識だった(はずだ)。マジで世界が激変する、その一歩手前ギリギリのときに開催されたJUSTICEの初回は、ほんとうにすばらしいパーティーだった。理念と情熱にあふれた野心的なイヴェントだったと思う。

で、そのすぐあとに世界はシッチャカメッチャカになった。

いろんなひとがいろんなことをやめたり、アキラメたりせざるを得ない状況になった。まさかこんなかたちで『世界はつながっている』ということを実感するなんて思わなかった。この世で起こることで自分に関係ないことなんかないのだ。

したがって、そんな状況においてもパーティーをもくろみつづけた人びとの周囲にはすさまじい熱気がこもった。僕はこの三年半で何度ミラクルにめぐりあったかわからない。『楽しく生きる覚悟』がフロアに奇跡をもたらすのだということを、僕は踊りながら肌身で理解した。楽しいとラクは違う。楽しいことがしたかったらラクしていてはいけないのである。HOT FUN IN THE SUMMER TIME!

the hatchには覚悟を感じる。
それは、何がどうなったってかましてかましてかましまくるんだよ、という覚悟である。
the hatchは『音楽をやる』『バンドをやる』ってことに、頭と身体をめいっぱい使ってぶつかっている。
自分たちの音楽が、ひとつでも多くの意味を獲得するってことに命をかけている。
ほとんど祈りのような切実さで、音楽で人々とコミュニケーションをはかるということを心から熱望している。
新しくて面白くて衝動的な何かをずっと模索し続けている。
インディペンデントとはこういうことだと思う。
そんな彼らがやるイヴェントなのだからヤバくないわけないでしょうよ。

僕は今回、ヤングラヴというソウルバンドで出る。
161ステージのトリである。光栄である。本当に光栄である。
勤めは果たす。ソウルバンドの仕事はいつだってひとつ、ダンスフロアという教会で16ビートの讃美歌を演奏することだ。そしてその讃美歌は身体をつかって歌われる。
AORばりに都会的なサウンドを、サザンソウルなみの泥臭さでやるのだ。
ヤングラヴにおける僕のパートは『語り』である。
これをいうと大体の人は『どういうこと?』と聞いてくるのだが、どうもこうもない、語りなのである。
ほら古いソウルミュージックの冒頭とかで、絶妙にリヴァーヴがかかった喋りみたいなの入ってんじゃん。“僕は君と出会って変わったんだベイビー”みたいなこと言ってるやつ。
あれ。
あれをやるパート。
しかもトースティングみたいなご機嫌な鼻歌系のやつじゃなくて、めっちゃ全力でやる。
全力で何を語るかといえば、ムチャクチャ当たり前のことで、愛と感謝についてだ。あとちょっと科学の話とかもする。
まあ観てもらえればわかる。逆にいうと、観てもらわなければ何も解らない。
我々ヤングラブは愛のグルーヴにのっとり、正々堂々、本気で、ラヴソングを演奏することを誓います!!!

最後に、JUSTICEというイヴェントに出るにあたり、自分なりにJUSTICEとは何かを考えてみたのだが、『心の声』ではないかと思った。心の声にしたがって生きること、つまり素直である、ということではないかと思った。

素直とは、やさしさと力強さをかねそなえた、人間としてかなり無敵の状態である。
オモロくてカッコよくてすばらしい人生を送っている人というのは、大体ものすごく素直だ。
思いっきり夢を見たり、死ぬほど人を愛したりして人生のダイナミズムを味わいまくるというアティチュード、それが素直なのである。
現代社会において、素直に生きるというのはそれ自体ですでにバトルだ。
でもそういうバトルを年がら年中繰り広げている人々が集結するイヴェントになるであろう。

JUSTICE=素直。とか書くとなんかvaporwave感が出て少しおもしろいですね。

楽しみだ。素直に。

会場で会おうや!!!!!!!!!!!!!!


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