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嘘つかない日記 (2022/8/29)

松本での滞在に合わせて、歓喜さんが立ち寄るべき場所をNothionのページにまとめて送ってくれた(なんて素敵な人だ…)。カフェや雑貨屋、宿や銭湯まで全てが素敵な場所で、添えてある歓喜さんのコメントを読むだけで期待に胸が膨らんだ。

訪れたカフェ「栞日」の2階は小規模出版などを扱う本屋になっていた。
ちょうど満席で入れず出口で次の行き先を迷っていたら、店員さんが2階の席を調整してくれて、地味にかなり嬉しかった。

栞日の2階

コーヒーを待っている間に本を物色する時間が楽しい…
初めて見るたくさんの小規模出版の本から僕が好きなSpectatorまで様々なラインナップで、その中でも階段すぐ右の「日記のコーナー」が気になった。

栞日で働いている店員さんの日記や、松本に縁のある方の日記などがいくつか本棚に置いてあったので手にとったら、見事にハマった。

今の自分の心にすっと入ってきたのは、栞日の店員さんの日記。
公開することを前提に書かれていない個人の日記帳の中から、季節ごとに幾つか公開出来そうなものを抜粋して纏められた本だった。だから当然のように固有名詞への説明も無いし、脈略がなく分からない記載も多い。

日記の良いところを紹介すると、嘘付かない所が良いなって思った。
公開する予定の無いものにわざわざ嘘つかないもんね。その人が本当に毎日リアルに感じていることを知れて嬉しかった。若干人間不信になっている自分にとって、人間の本当の感情に触れられる時間は喜びであり癒しだった。

結局この店員さんの日記を含めて2冊ほど買った。レジに持って行く時、この人がその人なんじゃないかと思って若干恥ずかしかった。自分の日記本が売れるときの感覚ってどんなだろう。

帰り道、僕も日記書いてみたいなと思った。
嘘つかない日記。だから始めたてはあんまり公開しないで、自分の気持ちを素直に書く練習だと思って始めてみよう。
友達にはすぐ辞めそうと言われから、何日で辞めそうかな?と訊いてみた。井上には2日、淳之介には12日、樹生には半年といわれた。
さあ、どうなることやら。

栞日で働く店員さんの日記

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