運は人が運んでくるもの
何年か前にメルマガにも書きましたが、営業の仕事をやっていると運の力を感じることがあります。
「運も実力のうち」と言われたりします。
実力のうちとはどういうことなのか?
私が思う「運」は、「人が運んでくるもの」だということです。
運を味方につける(運も実力のうち)
今日一日の中で、人との出会いを大切にする。
言わばこれは、「徳を積む」ということにも通じると思います。
出会いを大切にする気持ちが「運」を呼ぶのかもしれません。
つまり「徳」をつめば、「得」をするということです。
運は、時には予想もしない方向からやって来ます。
自分から発した「徳」が、人を介して「得」となり自分に帰ってくる。
ただし、「得」することを目的とした「徳」の行動は、逆に「運」を遠ざけてしまうことになりかねません。
大事なことは感謝の気持ち。
出会いを大切にする気持ちです。
売りたいだけでは、たとえ運が顔を見せてもすぐに隠れてしまう。
得をしたいのなら、楽しく仕事をすることです。
これが出来れば運気が目に見えて向上していきます。(私の実感です。)
売れたから楽しいのではなく、楽しいから相手にもその気持ちが伝わります。
辛い、苦しいと思いながらの仕事では、接する相手にも同じ気持ちが伝わり、運など運んでくれるはずがありません。
営業では、技量や気迫だけでの成功は長続きしません。
運を味方につけることなくして、営業での長い成功は望めないとわたしは思います。
バクチ的な「運」ではありません、人を介して運び運ばれる「運」というものです。
わたしは、新人の頃「あんた元気だねぇ~」と笑われましたが、きっと最高にいい顔をして訪問していたんでしょうねw
その頃から自分以外の目に見えない力(運気)のおかげを感じていました。
売れている時とスランプ
アスリートにとって辛いスランプの話を耳にすることがあります。
優秀な選手ほどそのスランプも大きかったりするようです。
バリバリ売っている営業マンにもそれは当てはまります。
ではなぜスランプがおこるのか?
わたしが思うに、やはりこれは「慣れ(マンネリ)」と「おごり(思い上がり)」が原因だと思います。
慣れるということは良いことである反面、それを普通に出来てしまう自分にうぬぼれが生じることがあります。
全力ではなく、要領よくやろうとする心が生じてきます。
それはこちらの都合であって相手には関係のないことです。
結果、そういう気持ちが相手にも伝わってしまいます。
熱意が欠如していくわけです。
お客様の心を動かすのは営業の「熱意」です!
人間は、経験を重ねると初心を忘れてしまいます。
では、スランプになったらどうしたらいいのか?
わたしが思う3つのスランプ脱出法です。
1.訪問件数
狙い撃ちや余裕をもった営業ではなく、軒並み1軒づつ丁寧に迅速に訪問する。
2.基本トーク
自己流のアレンジしまくりのトークではなく、初心に帰り基本通りにやってみる。
キモになる部分を捻じ曲げていたことに気づく場合がある。
3.無欲になる
今日一日はひとまず売り上げのことは考えずに(むしろ売るのを止めたぐらいの気持ち)、相手のことだけ本気で考えてみる。
売れなくなるのは、自分の言動のどこかがずれてきているからだと思います。
それをお客様が敏感に感じて、受け入れてくれなくなっているわけです。
演じ切るという事(思い込みが本気になる)
新人の頃よく「営業マンは役者になれ」と上司から言われました。
わたしはもともと内向的な人間で、大人数の前での発言は緊張しまくりでしたw
ところが、営業の世界に入って分かったことですが、相手と1対1の会話になると、普段の自分とはまるで別人になります。
自分でもビックリするぐらい大胆になり熱弁をふるいますw
これは、相手の役に立ちたい、現状を教えてあげたいという気持ちが
非常に強かったからだと思います。
現状を説明しながら鳥肌が立っていることがありました。
それほど本気で話していました。
役者なら演じ切っていたというところでしょうか。
本気で思えば必ずその言葉は相手に伝わります。
わたしは、そう思い込んでやってきました。
本気なので相手が指摘されたくないこともズバリ言います。
もちろん、失礼のないように心づかいはしますが。
お客様のことを思って本気で言っているので相手も怒れません。
自分の本気がストレートに相手に伝わっているからだと思います。
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