ゲーム依存症の恐ろしさ
~はじめに~
皆さんはゲームをしたことがありますか?おそらくほとんどの人がゲームをしたことがあると思います。ついついやりこんでしまうゲームですが、ゲームには様々な問題が潜んでいます。
ゲーム依存症とは
最近テレビでもゲーム依存症という言葉をよく耳にします。ゲーム依存症とは人間関係や健康面に問題が生じても制御がきかずゲームに没頭し続け、日常生活に支障をきたすことです。2018年6月、WHO(世界保健機関)が正式に「ゲーム依存症」を病気と認定し、精神疾患と位置づけました。
ゲーム依存症の実例
主にゲーム依存症は先進国での事例が多発しており、韓国では2005年の一年間で10名が死亡しています。死亡する原因としては長時間同じ体勢でゲームをし続けたことによって、下半身が鬱血して死に至る「エコノミークラス症候群」が多いと言われています。
香川県ネット・ゲーム依存対策条例とは
2020年1月10日、香川県が日本で初めてのゲーム依存症対策に特化した条例として、香川県ネット・ゲーム依存対策条例を香川県議会が提出しました。内容としては、未成年は平日は60分。休日は90分しかゲームをやってはいけないというものです。この条例はよくテレビでも取り上げられていてので知っている人も多いと思います。しかしこの条例は、子供に対する幸福追求権や自己決定権の侵害であるなどの理由から、反対の声も多く上がっています。
どれくらいでゲーム依存なの?
世界でこれほど問題視されているゲーム依存ですが、一体どのくらいからゲーム依存なのでしょうか?WHOが定めた基準は以下のとおりです。
(1)ゲームをする頻度や時間を自分でコントロールできない
(2)日常生活の中で何よりゲームを優先している
(3)仕事・学業・健康などに支障が出ているのにやめられない
(4)この状態が12ヶ月以上続く
(1)~(3)の症状の程度が甚だしい場合は期間に関わらず判断されることもあります。
これらの中で1つでも該当してるものがあればゲーム依存の可能性があるということです。
また、ゲームの種類によっても依存症になりやすいものがあります。
[1]「ゲーム内コミュニティー」が存在する
オンラインゲームの要素の一つで、チャットや通話のことです。皆さんの中でもやったことある人がいるかと思います。友達同士でチャット通話を始めると長時間プレイしてしまうことが多いですよね。
[2]「コレクション要素」が存在する
最近のゲームでは、持っているコレクションによって強さが変わってくるゲームも多いです。中には課金要素を利用することでより優位にゲームを進められるものもあります。こういった課金要素を使ってしまうと、せっかく課金したのに止めるのはもったいないと思ってやめれないということも多いです。
[3]人対人対戦
これも比較的オンラインゲームでの場合ですが、相手が人であると動きが単純なコンピューターとは違い、頭を使った高度な技や複雑な技が出てくるようになり熱中してしまいます。また対戦相手が人であることから競争意欲に燃え、やり込んでしまうと考えられます。
皆さんもこの系列のゲームはやったことあると思います。自覚症状がある場合には注意してください。
まとめ
ゲーム依存についてまとめてきましたが、これは決してゲームをすることに問題があるわけではありません。ゲームは適量で遊ぶ分には問題ありませんが、やり過ぎはよくないということです。皆さんも遊ぶときはほどほどにしましょう!
参考文献
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