一緒に笑顔になることで

デイルームで、患者さんのAさんから「呼吸法を教えてほしいです」と言われました。わたしはその場でAさんに呼吸法のミニレクチャーをしました。

リラクゼーションの呼吸法を説明して、一緒に練習をしました。Aさんは、上手に呼吸法ができていて「いい感じになってきました」と喜ばれていました。

すると、その練習場面を見ていた患者さんのBさんが「何してるんですか?」と声をかけてきました。呼吸法の練習をしていることを伝えると、Bさんも練習したいと言われました。Aさんも了解されたので、Bさんも一緒に呼吸法の練習をしました。

練習が一段落したときに、Bさんから「笑いヨガもやってほしいです」とリクエストがありました。Bさんとは数回、笑いヨガをしたことがありました。

Aさんは「笑いヨガって‥?」「知らないけど、やってみたいです」と言われたので、今度は笑いヨガをしました。AさんとBさんは、とてもいい笑顔をしていました。

AさんとBさんですが、普段、2人が会話しているところは見たことがありませんでした。

ですが、ほんのわずかな時間でも、他の患者さんと一緒に呼吸法の練習をしたり、笑顔になれたことは、2人のこころの栄養になったのだと思います。

わたしの仕事が終わって帰るときに、AさんとBさんは一緒にデイルームにいました。「今日はありがとうございました!」「またやりたいです!」と二人は笑顔で声をかけてきました。

わたしも「また やりましょう」と笑顔で言いながら、嬉しい気持ちになりました。どうやら、わたしのこころの栄養にもなっているみたいです😊

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