嬉しいプレゼント
知人への祝いのプレゼントを買いに行きました。
選ぶのに時間がかかってしまい、次の予定の時間が迫っていましたが、あと10分は お店に滞在できたので、店員さんに「プレゼント用にしてください」と頼みました。
若い店員さんは「はい!」と笑顔でした。
10分もあれば包装をしてもらえると思っていたので、「時間がないので急いでください」とは伝えませんでした。
番号札を渡され、店内で待っていました。
5分位たっても、まだ包装ができていなかったので、レジの方を覗いてみました。
店員さんはゆっくりとした丁寧な手つきで包装しては、また取り出して、新しい包装紙で最初から包装し直していました。
わたしには、うまくできているように見えたのですが、店員さんは納得できなかったのかもしれません。
わたしは「時間がないので急いでください」と言っていなかったことを悔やみました。
あんまりじろじろと見ていたらやりにくいかと思い、視線は外したのですが、あと5分で包装が終わるのか心配になったので「今からでも急いでください」と伝えようかと迷いました。
ですが、真剣な表情の店員さんが一生懸命に包装している姿を見ていたら、伝えなくてもいいかと思えてきました。
それから2~3分後に「お待たせいたしました!」と、店員さんは笑顔で、わたしのところに来ました。
とてもきれいに包装してありました。
店員さんの真摯な気持ちが、プレゼントに込められていました。
「ありがとうございます!」
わたしがプレゼントをもらった気持ちになりました。
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