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悩みや困りごとの話、病気や薬の話、人間関係の話…など、わたしは患者さんと、いろいろな話題の会話をします。 患者さんは会話を通して、カタルシスの効果を得たり、コミュニケーション能力を高めたりします。
患者さんのAさんと話をしている時に、ふと違和感を感じました。 Aさんの主治医の治療方針と Aさんの気持ちや今後に対する希望が、ちょっと違っていたのです。 わたし「Aさんの想いをちゃんと先生に伝えていますか?」 Aさん「言えてないです…」 わたし「先生に言いにくいのですか?」 Aさん「どう説明したらいいのか、わからなくて…」 わたし「Aさんは、わたしには うまく説明できていますよ」 Aさん「先生にどう言おうと考えている間に、診察が終わってしまうから…」 患者さん
本当はこうしたいのに、違うことを言ってしまう。 違うことを言いながら、どんどん本音と離れていく。 わたしにもよくあります。 最初から素直な気持ちで希望を言えることが理想的なことですが、なかなか言えない現実もあるものです。