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わたしが勤務している病院には グラウンドがあります。 広いグラウンドで、昔は、病院行事として夏祭りや運動会などが開催されたり、患者さんとスタッフでソフトボールやバレーボールをしていました。 現在は、患者さんも高齢化してきたので、運動会やソフトボールなどは ありませんが、患者さんがゆっくりと外で過ごすことができる場所のひとつです。
退院された患者さんのAさんから、わたしとスタッフ宛てに手紙をもらいました。 数枚の便箋にきれいな文字で丁寧に書いてあり、入院中の気持ちや感謝の想いなどがたくさん書いてありました。
退院された患者さんが、病棟のわたしを訪ねてくることがあります。 訪ねてくる理由の多くは二つです。
お店で買い物をしていたら、あるひとから声をかけられました。 「こんにちは! 覚えてるかな?」 わたしは、すぐにわかりました。 以前、同じ病棟で働いていた先輩看護師のAさんでした。 15年以上前に定年で退職されてからは会うことはありませんでしたが、とてもお世話になった方で、いろいろなことを指導してもらった先輩でした。 Aさんはとても真面目な方で、一生懸命に仕事をしていました。 そして…
患者さんのAさんは、わたしの顔を見るたびに「じゃんけ~ん ぽん!」と、いきなりジャンケンをしてきます。
ぼっちゃん! ぼっちゃん! ぼっちゃ〜ん! 女性患者さんのAさんが、わたしを呼んでいます。四捨五入すれば、100歳のAさんはとても元気です。