人外合同『2359』制作裏話と19の煌き2オフレポという名の書きたいことをひたすら書いただけの文章

合同誌を作るまでの裏話

 どうもうさみみです。合同、実は2019年10月ごろから話があって(おそらく某少女と電の妖がトリガーになったと思われます)、なんと18カ月も前の話ですね、ただその時はだいぶ近いということでいったん立ち消えました。現実には年が明けてから私が単独でうたたね書店の同人誌を手作りしたわけですが。その結果を見て、あれ、人外合同できるのでは?みたいな空気が流れます。主に私がこれは意外に何とかなるぞ、と悪い学習をしました。これが去年の2月の終わり。そんな話をしていると『オーディション落ちたキャラの合同が二年後に出るのは狂気』『地獄合同』みたいに言うわけです。
 で、時は流れてあの『夏の終わり』の一年後が来ます。そう、最近終了が発表されたあれです。あれでまた魂を灼かれた人外どもが再び狂いだし、これはもうやるしかないと書く可能性が1mmでもある人外の点呼をして、とりあえずこけても個人で一冊書こうと決心してサークル申請をして、人外合同編集部が立ち上がりました。その頃は『人外失恋合同』になるんじゃないかと噂されていましたね。
 大きな問題としては表紙のデザイン(私が棒人間くらいしか描けないので)やジャンル決めです。しかし前者については編集部が立ち上がった数日後にどこからともなくコウヤさんがほぼ完成形の表紙をぽーんと投げてくれました。感謝。後者のジャンルはまあまずは好き勝手に書け、ということになります。
 締め切りはとりあえず成人の日あたりにして自分の文を書きつつ、年が明けて忘れてた!サクカがない!と騒いでいると(サクカ締め切りは1月10日)、再びコウヤさんが現れてあのおどろおどろしいサクカをぶん投げてくださいました。うーん助かる。いやほんと表紙もサクカも私のお気に入りなんですよね。折角なのでここで表紙とサクカのここが好きという話をします。表紙はまず真夜中、満天の星、ボブカットの女の子、オーディション終了直前の時刻、あたりがポイントでしょうか。そこから連想されるものは、某書店員や妖精や天才、彼女たちが通ってきた道、輝く星に手を伸ばす(彼女たちがでもいいし、私たちがでもいい)。

イラスト5

 どうでしょう、私だけでなく今回本を手に取っていただけた方にも思い入れの一つや二つありそうじゃないですか?また裏表紙の紹介文もこの合同誌の経緯が物語風に綺麗にまとまっています。そしてサクカは限界感情の歪んだ感じ、暗い感じがすごく出ていると思います。出力された文章はともかく、大本となる思いは全くもって綺麗ではないんですよね。というわけで綺麗な表紙と暗いサクカ、対比が非常にお気に入りです。はいここ好き話をしました。3月20日追記。これの裏話をコウヤさんがしてくださっています。

 閑話休題、一旦寄稿の締め切りをします。当時間に合ったのが5名、まだ書く気はあるよというのが5名。最終的に1週間締め切りを伸ばして7名になり、大体想定通りの人外数となりました。執筆期間が2か月だということを考えると十分に多いのかもしれません。
 そこからは私個人の作業として、校正やらフォント選定やら用紙選定やらを行い大体1月末にほぼ体裁が整います。が、ここで延期が発表され、一旦製本委託はサスペンド。最終的には、リアイベは延期されましたがエアイベの開催期間が変わらないとのことで、これはエアイベはもういいかとBOOTHで予約を取ることにして、当日現地搬入することにしました。
 作るところまでの感想ですが、文字数が多かったため校正が想定より大変でした。後細々としたところについてはあまりコンセンサスを取らずえいやで進めてしまったかなあという部分はあります。まあ特にツッコミが来なかったのでいいかなという。それから告知の打ち方についてはかなりフィーリングでやっていた部分があります。正直届く範囲は決まっているので、もうちょっと少なくても問題なかったかもしれない。逆に別サークルからの告知が飛んでこなくてあれ?今回サークルめっちゃ少ないのでは?ってビビっていました。そして委託製作は安い!自分で環境を整えて作業するよりか大分らくちんですね。手作業では無線綴じもできないし。出来上がってきた本は本当に満足のいく出来栄えでした。

19の煌き2オフレポ ~前日

 ここからは19の煌き2サークル参加レポになるわけですが、まず今回の開催時期は非常に大変でしたね。あわよくば前日オフ会当日売り子打ち上げ翌日オフ会みたいなことを考えておりましたが(実際19の煌きではやったしね!)、今回は流石にまずかろうとのことで見送り。おのれコロコロ。というわけで13日はカキモリとムーンウォークへ。カキモリでは私の万年筆コレクションに新たに0.7mmローラーボールペンをお迎え。

画像2

 TETZUBO展が偶々やっており、金属削り出しのねじやナットを模した軸の万年筆やボールペンを見てきました。欲しいけどまあ思い付きで手を出すには少しハードルが高かった。3月21日まではやってるらしいので、気になったら見に行くときっと楽しいですよ。ムーンウォークではいつぞやゆうりさんモチーフのオリジナルカクテルを作ったらしいとのことで一杯作っていただきました。ライチ、好きなんですよね。あの日飲んだ中では一番おいしかった気がします。

 その後コンフォートホテルで一泊。まあ他の宿という選択肢はなかった。個人的には枕が低くて好き。

当日開場前

 当日はのんびりと起きて準備をして、19の煌き2の会場へとバクシンしました。10時30分前に入ったのですが、先にミレイちゃんねるとうたたね書店の設営が始まっており少しびっくり。いやしかしうたたね書店の等身大千歳ゆうりポスターは圧巻でした。風ではためき光に透けると絵の神秘的差も相まってまるでゆうりさんがそこに浮いているかのような感覚。すごい。

 一方私の方はサークル参加が初めてなら設営もまあ初めてでしたが気楽なものです。お品書きを貼って、前日揃えたお釣台とスタンドを出してりるさん謹製ポップを付けたら完成。で、肝心の本ですが段ボール開けて中身を見るのが一番わくわくしましたね。『実質ガチャ引くようなもんでしょ』って言ったら隣からそれは違うと突っ込まれました。でも完成した本を見るのは楽しい。会場で一番最初に私が取り出して出来栄えを見ることができるわけですからね。そんなわけでみんな軽率に本を作っていきましょう。本を作ることでのみ得られる栄養があります。うちもやったんだからさ。

開会~閉会

 そんなこんなで開会のあいさつがあり、なぜかコンフォートホテルの方がいらっしゃっていることが発表され、開会と同時にうたたね書店に並んで戦利品をゲットするうさみみがいましたとさ。いやだって聞いてください。初参加の人外サークルの合同誌、いの一番に買いに来る人いるわけないじゃないですか。そりゃもうスペースは放置して売り切れる前に推しの新作を買いに行きますよ。はいまた話を戻します。隣のミレイちゃんねるはミレイちゃんがバーチャル売り子の準備するまで30分ほどおやすみ状態となり、それを聞いて人外サークルにスライドしてくる人がいたこともあったためか、初めの30分で10部くらいはけました。えっマジ?私が一番驚いてる。そのうちミレイちゃんの声がし始めてかなり賑やかになりましたね。そのころにはゆうりさんが騒いだり太陽神が騒いだりしていたので。その後はとりあえずHVRのスペースを全制覇して、ぼちぼちと挨拶に来てくれる界隈近辺の方々もいて、ちょっとお話していると13時くらいにはなっていました。ちなみにお昼は隣のポニの使い2号たる水無さんとのじゃんけんに勝っておにぎりを買ってきてもらったものをいただきました。そのくらいにはりねずみがリモート参戦したかな。

 で、13時30分から14時30分くらいまでがやっと落ち着いてツイッターを見られる時間だったでしょうか、そこまでは意外と誰も並ばないのに買ってくださる方は途切れない、そんな不思議な印象でした。多分そこまでに25部くらいはけてた。逆に14時過ぎてからはもうはけなかったんじゃないかな。そのまま15時を迎えて、サークル側での初参加(にして多分最後の参加)は上々の結果だったと思います。終始ゆうりさんの声が心地いいのが最高でしたがサークルを隣にした結果ミレイちゃんの顔が見えないのがちょっと残念でした。

閉会後

 終了後はじゃんけん大会が開かれましたが最後のポスターのじゃんけん勝負、シーマニキとよーへーさんと私が最後まで残りましたが見事に負けるというね。くそう。おめでとう。解散後は戦利品と通販分の本が入った段ボール箱を抱えて馬刺しをたらふく食べました。あの量であの値段はおかしい。また機会があれば行きたいですね。なお両腕が翌日に筋肉痛になりました。やったね!

最後に

 やっぱりこういう機会はとても楽しいものです。推しに会えるし、みんなからも供給があるし。次があるかは主催が最後と言っていたのでちょっとよくわかりませんが、今後も特に書店の二次創作は誰か書いてください。買うので。お願いしますね。うちもやったんだからさ。あ、あと売り上げはそのうち書店の活動費になると思います。ロイヤリティ万歳。それからうたたね書店の新作アルバム『魔女の手記』をみんな買うのです。ゆうりさんのつくる音楽の幅も広がっていてとても嬉しい限りなので、是非聴いてほしい。きっと刺さる曲があると思います。

 大体語りつくしたかな?ヨシ!じゃあ終わり!


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