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家に居過ぎると灰になりそうだった今週を振り返る

8月12日(月) 悪魔の実を食べるならどれにするかを考えてみた日

 まずは、コブコブの実を食べたい。ベロベティの。鼓舞する能力。鼓舞するとまではいかなくても、背中を押すくらいはしてみたい。大きい旗を振って。もう一つは、ゴロゴロの実を食べて雷をコントロールしたい。雷嫌いだから。私に管理させてほしい。…以上です。

8月13日(火) 誰かの思いを言語化することに心が動いた日

 先日、初めて取材をさせてもらった時のこと。取材がすごく楽しかった。インタビュアーとしては拙くて、ぐだぐだで、褒められたものではないと思うけれど、それでも楽しかった。取材後は、それを元に記事を書くことになっていた。絶対にこの人の思いや魅力を書き漏らさないように読み手に届けたいと思った。この気持ちが、取材をすることや文字に起こすことに対する原動力になっているような気がした。自分のやりたいことに繋がるような、大きな気づきをもらった。

8月14日(水) 書いていいものか悩んだ日

 私にとって、死ぬことは割と近いところにある。より詳細に書くと、車のハンドルをひょいっと切ればすぐそこにある。台所に立てば火も刃もあるし、駅はそれしか考えられない時がある。人混みもそう。天災は恐くて堪らない。…不信に思われても仕方がないからこの辺にしておくことにする。この話を友達にしたら、一つ一つの解像度が高いんだねと。確かにそうだ。簡単に起こり得ないことを鮮明に想像しているのだと思う。多くの動作や行動にそれがよぎるから、どれだけ頭の容量があったとしても足りなくなる。…だからなんだという事はなくて。これを書く私は至って元気だ。昼間は友達とランチもした。こんな日でも考えてしまうような、私にとっての日常なのだと思う。
 ここまで読んでくれた人がいるなら、私はもの凄く救われるし、ありがとうと伝えたい。

8月15日(木) 不恰好でもいいから一呼吸置く日

 新卒社会人の頃。頼まれ事はいつも二つ返事で引き受けた。それが癖になってしまっていた。諸々のきっかけがあって、だんだんと一呼吸置いて返事するようになってきた。返事を急がない場合は「一度持ち帰って検討しても良いですか?」と掛け合って、その場で返事が必要な場合は沈黙を許してもらって少し考える。たまに脳みそが追いついていないようで、
「……#+%>?¥@、はい。」
と、言葉にならない言葉が漏れ出てしまう。あまりスマートにはいかない。それでも、だんだんと習慣になりつつあることが嬉しいと感じる。

8月16日(金) 家の中をカフェにしたくなってきた日

 作業をするためにカフェに行くことが多い。だけど、毎回行ってしまってはそのうち破綻してしまいそうで、いっそのこと部屋の一部をカフェにしたらいいのではと思いつつある。一方で、家でじっと作業するのが苦手なので、誰か解決方法を一緒に考えて欲しい。

8月17日(土) 聞き上手ってなに?の日

 初対面の方から「話しやすい、話しかけやすい」と言われた。素直に嬉しい。けれど、相手のどんなところを見てそう感じるのだろうかと改めて疑問に思う。話しやすいとなると、自然と聞き手になることが多い。すると今度は、聞き上手だと言って喜んでくれる。これもまた、素直に嬉しい。けれど、何をもって聞き上手だと思うのかが分からないで居る。きっと正解はないのだけれど、”聞く”ことに頭でっかちになっていることはよく分かるこの頃だ。


8月18日(日) 夏のおセンチな気分を味わう日

 ふとした時に、一瞬にして当時の記憶がぶわぁーっと蘇ってくる、あの現象に名前があるなら知りたい。導火線ならあちこちにある。場所や天気や匂い、食べ物、音楽、いろいろ。会話もそう。「あぁ、あの人も言ってたなあ」みたいな。たとえ、思い出したら辛くなってしまうような思い出も、自ら呼び起こして感傷に浸る。当時よく聴いていた音楽を引っぱり出してくる。ちゃんと思い出して、ちゃんと切ない。きっと来年の夏も、同じように思いを馳せるような気がしている。

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