【読書おすすめ】60代からの見た目の壁(和田秀樹)
さすがベストセラー本を量産する和田秀樹氏、前書きから読者の心を掴んでいます。なにせ、
「サザエさんの波平さんと福山雅治さんは同い年(2023年時点)」
から話を始めているのです。図書館で、周囲が静かなのに思わず「フフフッ」と笑ってしまいました。
でもそれくらい、昭和20年代と今とでは高齢者感が変わってるんです。髪の毛1本で、家に帰ったら和服を着て「ぶわかも~ん!」って言ってるましゃ、想像できないよね。
和田氏はカツラ使おうが、ボトックス打とうが、見た目を若く保つ「意欲」が大事と主張します。心身をフレッシュに保つこと、保とうとすることが高齢化問題の何よりの解決策だと、あの手この手の提案をされています。
わたしもこれは大賛成です。美魔女がもてはやされるのは、それがレアだからです。美魔女がふつうになれば、それはもう魔女じゃないもん。
100mを10秒台で走る日本人が1人でれば、追随する人が出ます。
フィギュアスケートで4回転する人が1人出れば、何人も成功します。
それと同じようにもっと日常的なレベルで、「年取ったら関節痛めて当たり前」なのが、実はそうじゃないんだよねってたくさんの人が思いはじめれば、変わっていきます。
美魔女のお手伝いは、他の人にまかせて、私は私のできることで「60代からの見た目の壁」を越えていこう、というのが一番の読後感想です。
私はたとえば、年取ったら背中が曲がるとか、年齢的にこの痛みは仕方がないとか、そういうところからひっくり返していきたいです。
無敵の高齢者を殖やしていくための、一隅を照らそうと、この本を読んでまた決意をあらたにしました。
とりあえず大腰筋にスイッチ入れるスクワットからはじめよう。それを実践、指導できるよう自分のカラダと、手の実力を伸ばします。