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【読書おすすめ】馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに…(藤森かよこ)

身につまされる箇所が多くて抱腹絶倒、とはいかなかった…。
馬鹿ブス貧乏、つまり平均点の女性として生きると肚をくくって生きるために「もうちょっと早くに読んでおけばなあ」と思わされた一冊。でも今出合えてよかった。

苦闘青年期(37歳まで)
過労消耗中年期(65歳まで)
匍匐前進老年期
もうこの、匍匐前進というところで目次で笑えた。読むときの世代によって心に響くところは違うとは思うが、私が頷きながら読めたのは老年期。「馬鹿ブス貧乏女は徒手空拳に慣れている」「勉強は死ぬまで死んでもする」「人生最後の課題としての死への準備」と含蓄深い。

①カラダおたくとしては、口腔環境や舌ベロの役割と重要性、これについての知見が深められたのが大きかった。
舌ベロってね、人体で唯一、片側がフリーになってる筋肉なんですよ。だから衰えやすい、でも咀嚼とか唾液とかの面からしか、その重要性を理解してなかったです。

舌ベロの役割について知見を深められて、ただあいうべ体操とか、舌まわし体操とか、そういうインスタントな対応じゃなくて「中長期的に、身体全体の能力向上を目指して」舌ベロを鍛えていこうと思えました。

②もうひとつは孤独死上等の考え方の知見を広げられたこと。ちょうど、看取り対応してる高齢者施設に勤務する友人と話をしたばかりでした。世間一般の基準と違っていても納得する生活と最期をデザインしていきたいと、やる気が湧いてきました。


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