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出願校を決めるにあたって(受験番号の順番、試験日など)

みなさま、ごきげんよう。理科好きりかママです。

幼児教室の夏期講習も終わり、小学校受験では直前期に入りました。学校の雰囲気や願書に関するお問い合わせ、誠にありがとうございます。
個別に対応させていただいておりまして、こちらの更新、遅くなりました^_^;

埼玉県の小学校では試験が始まっておりますが、都内や他県はこれから出願だと思います。ぜひ、出願にあたって、ご参考になればと思って記します。


1.志望校は絞っても、出願校は絞りすぎない。

志望校は絞りましょう。1番行きたい学校、2番目に行きたい学校・・・お子さまには、すべての学校について、「お父さんとお母さんが調べて大好きになった学校」と説明したとしても、志望順位をつけておくことは大事です。
おそらく、お子さまのなかでも、「昨日、行った学校より、今日の学校のほうがいいな~」と順位付けされますので、最後に通う1校を決めるとき、各々の中で「基準」をもって学校を見ておくことは必要です。

ただし・・・

私は、出願校は絞りすぎないことをお勧めしております。

もちろん、志望校を受験して、合格をいただくことがベストです。
しかし、学校説明会に出席し、学校見学に参加し、HPもパンフレットも隅々まで見て研究し尽くして「志望」した学校が、一番、お子さまに合う学校とは限らないのが現実です。
実際、学校説明会や学校見学の機会を逃してしまい、志望順位を下げていた学校に、試験当日行ってみたら、雰囲気、先生方の対応、立地、・・・すべてにおいて気に入り、実際にそちらの学校からご縁をいただくことだってあり得ます。

また、小学校受験は中学受験や大学受験と異なり、青山学院や幼稚舎などは、試験日が複数設定されており、実際、我が子の試験日時がいつになるかは、受験票が手元に届くまでわかりません。

第一志望校と、合格確実と思っている滑り止め校の受験日時が重なってしまった。

チャレンジ校と滑り止め校の受験日時が重なってしまった。


小学校受験では、生年月日を考慮する場合が多く、例えば、立教、青山学院、学習院など、生年月日の早い(4月生まれ)から試験を行います。
では、この3校の受験日時が重なる可能性が高いか・・・と言えば、重なる可能性は五分五分。立教は男子のみですが、青山学院と学習院は共学です。そして、学習院は男女同時にスタートしますが(テスト会場は男女別)、青山学院は男女どちらからスタートするか明記されていないことが多いです。
ここに生年月日が遅い順(3月生まれ)の女子からスタートすることが多い幼稚舎が加わると、生まれ月によって、もうどうなるかは・・・やってみないとわからないのです。
試験日が同じでも時間が午前と午後に分かれれば受験できるので、よりチャンスを求めるなら、出願は多くしておくべきです

(参考までに)
慶應幼稚舎:3月生まれ女子からスタートすることが多い。そのため、4~7月生まれの男子は、成城学園初等学校などと重なることが多い。
学習院初等科:月齢考慮無しと言われているが、実際には、4月生まれから始めていることが多い。しかし、実際の受験順は当日受付でくじを引く。
立教:4月生まれから。親の面接は10月中に受験番号順。
青山学院初等部:4月生まれから。男子の親の面接は10月中に受験番号順なので、親の面接が立教と重なるご家庭も。女子の親の面接は11月の試験期間内。11月の試験を女子からスタートするか男子からスタートするかは年度によって異なる。
早稲田実業初等部:生年月日順か生年月日逆順かは年度によって異なる。
田園調布雙葉:3月生まれからスタートすることが多い。
成蹊小学校:11月1日午前が男子、午後が女子。なので、生年月日順で前半の男子は、立教小学校が重なることが多い。
暁星小学校:月齢考慮無しと言われているが、生年月日順のことが多い。

都内では11月1日の受験解禁日から重なる可能性も多々あるため、10月までに他県校を受験しておく必要が出てきます。


2.都内志望でも、他県にも出願し、受験する。

「11月1日、一発目の試験が第一志望です」というご家庭は多いと思います。

まちがいなく、緊張します。親も子も。

また、11月1日から、「どちらの学校を受けるか」選択を迫られるご家庭もあります。

この11月1日を落ち着いて迎えるためにも、10月までに他県校を受験し、合格をもらっておくことをお勧めします。(もちろん、合格したことはお子さまには内緒で。)

また、試験日に学校に行かれると感じられると思いますが、私立小学校の先生方は、たいていどこの学校でもとてもやさしく、温かく子どもたちを迎えてくれます。幼児教室の授業や模擬試験では注意され、家でもあれこれ叱られたり・・・でも、試験日の学校では、叱られることはありません。(だから、はめをはずしてしまったり、注意されないときちんとできない子どもの場合はつらいのですが)
学校にもよりますが、「楽しいことをやろうね!」と先生方は子どもたちを盛り上げてくれます。そして、「すごいね!」と褒めてくれます。

だから、模擬試験をたくさん受けるよりも、実際の学校の試験に足を運んだほうが、子どものモチベーションは上がっていきます。

実際の学校で、ほんものの小学校の先生を見て「先生すごいな~きちんと話を聞こう」とスイッチが入ったり。

学校で先生の話をしっかり聞こうと耳を傾けていれば、実際、先生とスムーズな会話が成り立ち、「小学校の先生が大好き!はやくここの生徒になりたい!」とスイッチが入ったり。

実際の学校の校舎を見て「素敵な学校。ここに来たいな」と思ってスイッチが入ったり。

学校に行くと、いろいろな面で子どもたちのやる気スイッチが入ります。


小学校受験では、合格に関して親が占める割合も大きいです。親だって、いきなり第一志望校の面接では緊張しませんか?
仕事でさまざまな人と打ち合わせ、商談しているとしても、学校の面接は別物です。
いくつか学校に足を運んでいれば、第一志望校受験日の朝、持ち物であわてることもありません。
親も場慣れが必要です。


ぜひ、参考にしていただいて、「合格」を引き寄せていただければと思います。

今日もお読みくださりありがとうございます。

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