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超簡単に教えます! 神社とお寺の違い

こんな私は、まだ神社仏閣に興味のないあなたへ良いところだよと広めたい、ただの一般人。

いきなり堅苦しく教えないので、安心して聞いてくださいね♪

寺? 神社? 興味がないので、寺と神社は暮れや正月、近くか有名なトコでお参りしてこよう……そういう方が大半だと思います。

じゃあ改めて「神社とお寺の違いって?」と問われると、
「えーと……まあ、なんか神様と仏様とかあるんじゃない?」でしょうか。

よく分からなくても考えていただけてありがたいし、むしろそこを分かっていてくださるなんて、とっても素晴らしいです。

そこから少し簡単に……ほんとに少しだけお話ししますね!

信仰が違う

「ンなモン知ってるわ! テキトーすぎじゃねーか!」というお声が飛んできそうですが、大事なことなんです。
お寺は仏教神社は神道という、それぞれ違う信仰のかたちがあります。
信仰……つまり願うことや重きを置いている部分が違うので、実は結構差があるんですよ~!

お寺=仏教

お寺は仏教というインドや中国から海を越えて渡ってきた宗教ですし、みなさん名前はご存じのお釈迦様が開祖にあたります。

その他、仏様といわれる悟りを開かれた方々を信仰されているのですが、仏様は私の知識だけでは語り尽くせぬので……
(お釈迦様以前の過去仏だとか、未来仏というのもあるのです……宇宙や多数存在する別の世界も含め、我々を見守り、お救いくださる仏様などおり、ほんと途方もない世界なのです)

神社=神道だが、自然崇拝から始まっている

神道は、きちんと形になったのは少し後の時代ですが、元は日本にずっと昔からあった宗教……というか文化からです。 

そして仏教のお釈迦様のように、開祖にあたる方が特にありません。 民間的に広まっていたんですね。 
お日様に祈る。月に祈る。山に実りを捧げる。それも信仰です。 

日本には「全てのものに神が宿る」という価値観があります。 山、川、海、木、石……もうなんでも、宿っているのです。 
あまりにもたくさんの神様が存在しています。 

『たくさん』を意味する『八』という数字。 
それよりもっと、もーっと無限に存在するよ! という意味もあり、八百万(やおよろず)の神様を信仰していました。 現在も八なんとかは結構ありますよね。八重桜、八方除とか。

ちなみに八王子の地名は、なんと仏教に関係していますよ!

(参考資料:八王子市役所『八王子市の名前の由来』より引用)

流派はあるの?

仏教には、教えや解釈の仕方の違いなどで『宗派』などが存在しています。
『○○宗△△派』とかです。宗より派のほうが多いかな……。

仏教ほどに派生はありませんが、神道にも一応、宗派はあります。
基本的なのが『神社神道』という、我々が行っているものです。
皇室や大きな神社が行うものもありますが、それらも神道のひとつです。

なんで皇室や他の神社が行ってるものがあるの? などはまた別の機会に。

死への価値観の違い

お寺には現世のことより、仏様や死者への行事が多いところです。
そういった儀式行事などを追善供養(ついぜんくよう)っていうのですが、法事や四十九日、○周忌、お盆などはあなたも知るところでしょう。

そのほか、お釈迦様のお誕生日をお祝いしたり、宗派開祖の命日行事もあります。
亡くなった方が、極楽浄土(天国)にいけるよう願い、その方へお心を向ける行事が定期的にあるのがお寺です。

一方で神社は穢れ(けがれ)という概念が存在し、
血を流すことや死に触れることを厭います。
「なんで」を語ると長い深い内容になるのと、参考資料いっぱいかき集めないといけなくなるので割愛します。
要するにあまり歓迎されないのです。

なので、女性の生理時の参拝話はそれぞれ価値観が分かれますし、喪中はどのくらいの期間を空ければ参拝して良いかとかも難しい話になります。

そのため神社で、亡くなった人が天国に行けますように、などお願いをしても、基本的に宗教や価値観が違うので、聞き届けていただけるかどうかは……難しいところじゃないかな? と考えています。

違いはあるけど祈りの場であることは同じ

違いなどをあげていけばキリがありませんが、自分のためでも誰かのためでも、平和を祈るためにお手を合わせるのも、神社・お寺双方たくさん活用していただきたく思います。

ほんとうに導入部くらいしかお話ししていないですが、
全く分からない状態から、ちょっとだけ分かるようになった……くらいになってくれたら嬉しいです。ね、難しくないでしょ?

たまにこういうぷちコラムを載せていきたいと思います♡


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