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梅酒とカレンデュラの寒天


材料

棒寒天 2本
湧き水 800㏄
梅酒を漬けた時の梅の果肉 6個分
砂糖 大匙4杯
カルダモン 少々
カレンデュラの乾燥させた花びら 大匙1

作り方

棒寒天は軽く押し洗いして
柔らかくなるまで水戻しする。

鍋に水800ccを入れ
戻した寒天を細かくちぎって入れる。

吹きこぼれないように弱火で
ゆっくり混ぜながら完全に煮溶かす。

砂糖を加えて溶かす。

梅酒を漬けていた梅の
果肉をほぐして包丁で叩いて
滑らかなペースト状にする。

寒天液が60℃くらいに冷めたら
半量に梅のペーストを加え
ざるでこしながら型に流し込む。

残りの半量にひとつまみほどの
カルダモンを振り混ぜてざるでこす。
常温でおいておく。

型に流した寒天の熱が冷めたら
冷蔵庫で冷やし固める。
30分ほどである程度固まったら
カルダモンを入れた残り半量を
ゆっくりと上から注ぎ入れる。

表面にカレンデュラの
乾燥した花びらを飾る。

盛り付けの時
お好みで梅酒を少し垂らして。

寒天料理の特徴

完全に煮溶けないうちに砂糖を加えると固まりにくくなる。
冷えた液体を加えるときは40℃に温める。
酸味のある果物や果汁は寒天液を60℃に冷まして最後に加える。
寒天液は冷やさなくても常温で固まる。

無漂白の棒寒天
梅酒とカレンデュラの寒天


寒天に含まれる栄養素と薬効

アガロペクチン
寒天の食物線維を構成している成分の一つでコレステロールの低下に効果のある栄養。動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病の予防に効果が期待できる。

ガラクトース
乳糖を構成する成分。アガロペクチンとともに寒天の食物繊維を構成している。母乳にも含まれており乳児の成長を促進する働きがある。肝臓でブドウ糖に変換されることでエネルギー源になる成分で血液によって各組織に届けられる。

食物繊維
人の消化酵素では消化できないので、一緒に摂った食べ物の消化吸収を遅らせる作用があり、血糖値の急な上昇を抑える効果がある。

◎梅の薬効
クエン酸、
整腸作用、殺菌効果、疲労回復、夏バテ防止など

◎カルダモンの薬効
消化器官の不調を改善、消化不良の際に唾液や胃液の分泌の促進。消化促進。呼吸器官の不調に対しても効果があるといわれ咳や痰を抑える。腸内に溜まったガスを取り除く。口臭防止効果があり、食後にカルダモンのハーブティーを飲むと口臭の予防となる。気を巡らせ、発汗作用があり、風邪のひき始めにも効果的。

食べるときの注意点

※つるりと口当たりが良いのですが、食物繊維が多く含まれており、咀嚼不足で沢山食べると胃腸への負担となります。よく咀嚼して食べましょう。

※嚥下が困難になっている方には欠片が飲み込みにくいことがあるので、棒寒天は注意が必要な食材です。


谷口理香
霊能者/写真家/アロマセラピスト

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