柿の葉 効能
柿
学名 Diospyros kaki
ギリシャ語のDios(神)とPyros(穀物)の合成語で「神の食べもの」の意味。
柿の葉 効能
○ビタミンC
柿の葉の若葉には、緑茶の20倍、レモンの10〜20倍ものビタミンCが含まれており、柿の葉を煎じた柿の葉茶や柿葉(しよう)と呼ばれる生薬が販売されている。
○ポリフェノール
柿の葉に含まれるポリフェノールは強い抗菌性を示す。これを活用して柿の葉すしが作られる。また、柿の葉のポリフェノールは、花粉症や糖尿病に効果があると言われている。
○柿の葉茶はノンカフェインで、飲み過ぎなどによる副作用の報告もなく安心して飲める。
柿の葉茶の作り方
○収穫は5月頃
日当たりのよい葉を選ぶ。
渋柿でも甘柿でもOK。
晴れた日に外に出し、2~3日ほど陰干しをする。葉の中心を縦に走る太い軸を取り除き、葉脈を断ち切るように細かく刻む。
蒸し器を準備し、刻んだ柿の葉を蒸し布で包む。セイロに入れて蓋をし、90~120秒ほど蒸す。竹のザルに柿の葉を取り出し、うちわで30秒ほどあおいで粗熱を取る。(ビタミンCが破壊されないよう加熱は短時間で行う。)
そのまま外に出し、カラカラになるまで日陰で干したら完成。
柿の葉茶の淹れ方
急須で入れる場合は、茶葉15gにつき沸騰した湯300mlが目安。茶葉とお湯を急須に入れたら、5分ほど蒸らしてから茶碗に注ぐ。
大量に入れる場合は、やかんに水を1L、茶葉を10g入れ、沸騰してから弱火で2分ほど煮た立ててから茶葉を漉して完成。
お好みで。
柿の葉の薬湯
皮膚病、痔疾、冷え症、腰痛、あせも、湿疹などに。
乾燥した葉20~30gを手ぬぐいなどでつくった布袋に入れ、洗面器に入れる。 上から熱湯をかけ、しばらく置いて浸出液を作る。 その後、沸いたお風呂に入れる。湯船の中で布袋を揉んだり、肩にかけたり等。また、柿の葉茶の出がらしをお茶パックに入れ風呂に入れても。
柿の葉ティンクチャー
乾燥させた柿の葉を刻んでアルコール度数40度以上のリカーに漬け込む。冷暗所でひと月半から数ヶ月置き、葉をこして抽出液を使う。
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