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ドクターイエローに遭遇しました

コロナ自粛期間も結構長くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

遠出ができない間の楽しみといったら、やっぱり食になりますね。
食べ物くらいはプチぜいたくをしようと、パンはスーパーではなく、パン屋さんで買うようにしています。

この前、発見がありました。
4月の月曜日、テレワークを終えて、パン屋さんに行こうと川沿いの道を歩いている時のことです。
ゴーッと音がして、新幹線が川を超えていきました。

ふと見ると、黄色い車体だったんです。
ドクターイエロー!
あわててスマホのシャッターを切りました。

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鉄ちゃんあこがれの電車ではないですか!!
東横線の線路沿いに住んでいた頃には、真夜中の点検工事の時にやってくるマルチプルタイタンパーを、窓からよく眺めていたものです。
闇の中、きしんだ音を立てながら少しずつ近づいてくる黒い車両は、恐ろしくもどこか心躍るものでした。

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ゴツい・・・

でも、ドクターイエローは、どれだけ待っても通りませんでした。
当たり前です、あれは新幹線用ですから!

そんなわけで、これまで見たことがなかった、私にとっては幻の電車。
それが目の前を走っていきます。
(え、なに?)と半信半疑で見ているうちに、消え去ってしまいました。

新幹線より短いんですね。考えてみたら、当たり前の話ですが。

時間は夕方6時前。
平日、職場に出勤している時には帰れません。テレワーク中なので見られたのかも。
(ラッキー!偶然の奇跡!)と、パンを抱えて小躍りしながら帰宅しました。

ドクターイエローは、いつどこを通るのかは誰も知らない、ミステリアスな電車だと思っていましたが、帰宅してから調べてみると、どうやら運航サイクルが決まっているらしいことが分かったのです。

ドクターという名前のイメージから、(なにかあったら出動する)不定期運転なのかと思っていましたが、定期点検も兼ねているので、そんなにタラレバ運行ではないのだそう。

たしかに、いくらドクターイエローといえども、分刻みのタイムシフトが組まれている新幹線の線路を予告なしに走ったら、パニックが起こりますね。

そこで、鉄ちゃんモードになって調べてみました。
すると、謎に満ちたドクターイエローの、こんなことがわかりました。

● 東海道・山陽新幹線(東京駅-博多駅)で運用されている
● 実際に走行しながら線路や電気設備に異常がないか検査している
● 検査のペースは10日に一度ほど
● 1日目に東京から博多へ向かい、2日目に博多から東京へ戻る
● 最高時速は270km
● 7両編成

あくまでもドクターイエローは点検用。旅客車両ではないため、運行日は非公開。時刻表にも載っていません。

本物を見るのは、難しい車両ですが、10日に一度は長距離を走っているため、走行日を推理して焦らず粘れば、きっと見ることができるでしょう。

私が見た車両は、どうやらこれだったようです。

令和2年4月13日月曜日
ドクターイエローこだま検測上りT5編成
17時47分 新横浜駅発
17時59分 品川駅着(の間に目撃)

幸せを運ぶ黄色い電車。
自粛期間中にもらったハッピー。
鉄男と鉄子のみなさんも、遭遇できますように!

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今年の新幹線カレンダーの表紙にも登場していますよ!


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