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偏差値37からの高校受験 #12「中学2年10~11月 初めての平均点突破と0点」

うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。

この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。

前回は、夏休みに毎日塾に通ったおかげで学力テストで二科目だけ偏差値が50を超えたというお話をしました。


とは言え、相変わらず学校の試験はボロボロで成績はアヒルの行列に煙突が混ざっていました。本人が頑張らないことには私にできることは無いのですが、、、中2の後半に突入し、私は一人勝手にいよいよ受験が迫ってきていると感じて焦っていました。

後期の中間試験こそは、目指せ!全科目平均点で余裕を持って試験の三週間前くらいから息子に声をかけていました。と言っても私は応援するしかできない、、ご飯やおやつを用意するくらいしかできません。
三週間前から声をかけたのに、、、いつもと同じパターンで、試験前日に

息子「間に合わなかったから次頑張るね。」

私「まだ終わってないんだから試験ギリギリまで諦めるな!!次頑張るって言いながら中2終わっちゃうんだけど。。」

息子「思ったより範囲が広かったから。」

だから三週間前から言ったよね?今更何言ってんだ?
そんなに落ち着いて、早々に諦めるなー!

試験後、5科目試験があったはずですが、英語の結果だけ教えてきました。
平均点が65点で息子は77点。凄い!よくやった!
息子の話を聞くと、大文字小文字の間違い等ケアレスミス(中2でも必ずやってくれます。)があったので、「実質83点だ」とのこと。
いやいや、それは77点だよ。ポジティブ通り越しています。ずっとクラスのビリをキープしてきた息子の快挙にわざわざ英語の先生が電話をしてきてくれました。

「お母さんやりましたね!!本当に凄いですよ。
回答を渡した瞬間、裁判の「勝訴」のように自信満々にクラスに見せびらかして、クラス中がざわついていました。皆自分より下だと思っていた息子くんがそんな点数を取ったので、急に焦りだしていて、、、凄い影響力ですよ。」

いつも学校からの電話は100%悪い話なので、初めての良い話で嬉しさしかありませんでした。
英語以外はどうだったのか?息子の答えは「ボロボロだった」とのこと。
いつもの感じねと思いましたが、一向に試験結果を持って帰ってきません。
毎日のように「今日はちゃんと持って帰って来なさいよ」と言うのですが、色々言い訳をしてとにかく持って帰ってきません。

今から二週間ほど前のある日のことです。
大切に使うと約束して買った自転車にいたずらをされたことがありました。息子にも非があったので、私は怒りました。すると息子が「怒られついでに言っちゃおう」という感じで、「話があるんだけど、怒らないで聞いて。」と言われました。
既に怒っているからそれは無理だったのですが、問い詰めたところ、言いにくそうに
「実は社会が0点だった。」
とのこと。

英語で少し浮かれていた私は完全に油断をしていました。
それは、頭をハンマーで殴られたような、、、雷が落ちてきたような、、、崖から落とされたような衝撃でした。

そしてなんで今0点??

0点ってマンガの中の話かと思っていました。現実にあるんですね。
私は明日ちゃんと目を覚ませるかな、、、というくらいショックでした。言い訳はツラツラと聞かされましたが、シャットアウト。
「明日私の目が覚めなかったら、原因は0点のショックだと思ってね。」
と息子に伝えて床に入りました。
そっか、0点か、、、今までどんなに酷い点数でも0点ということはありませんでした。ただでさえ、社会の成績が「1」になってしまったと言うのに!!次も確実に1じゃないの!!

英語だけは、単元テストでも安定して80点超を取るようになり伸びている感じがしますが、他は以前と変わらず、、、
ここから挽回できるのか??
信じてあげなきゃいけないのはわかっていますが、正直今は想像ができません。マイナスの事を口にしても良い事は無いので、思っても口にはしませんが、、、ずっと心の中で呟いています。
母はただただ心配です。

山あり谷あり?一難去ってまた一難?三歩進んで二歩下がる?
これからどうなるのでしょうか。不安しかありません。長くなってしまったので、続きはまた。

長文最後まで読んでいただきありがとうございます。


つづく

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