初めての担当ソロ曲があったライブを終えて

目次

1.あいさつ
2.「喜多日菜子のソロ曲」という物への思い入れ
3.実際見て聞いてどうだったか
4.今後期待すること
5.おわりに

1.あいさつ 

 新年あけましておめでとうございます。りじょうという者です。
 このnoteはタイトル通り、初めて担当のソロ曲があったライブを終えての感想を書いていきたいと思います。ただ、全部書くと長くなる気がするので、僕の担当である喜多日菜子についてだけ絞って書いていきます。

2.「喜多日菜子のソロ曲」という物への思い入れ

 ライブの感想だけ書こうと思ってたのですが、ライブの日にどんな風にライブを見ていたかを伝えるために、まずは日菜子のソロ曲についてどんな思い入れがあるかを説明したいなと思いました。なので、大まかに僕が喜多日菜子という女の子と出会って今日までどんなことがあったかを話させてください。長くなるので、読み飛ばす人向けにめちゃくちゃ簡単にまとめると、「9年越しにようやくソロ曲を歌う担当が見れた」です。それで、ここからはこのまとめの中身を掘り下げていきたいと思います。

 僕が喜多日菜子という女の子に出会ったのは2012年4月26日、モバマスで行われたイベントの、第3回 アイドルサバイバルinテーマパークでした。このイベントで日菜子はいわゆる完走報酬というやつで、初心者でもそれなりにやれば手に入るお手軽なSRでした。観覧車に乗ってる日菜子のやつですね。当時の僕はモバマスを4月頭に始めたばかりで、先輩Pだった僕の兄上に、「この日菜子は特技強いから取っといた方が良いよ」と言われ、取りました。そこで一目ぼれ、なんてことはなく、僕の中では便利だなぁくらいでした。今思えば日菜子の憧れる運命の出会いから一番かけ離れた、物凄く現実的でビジネスな出会いでした。
 それから数ヶ月して、兄上に「モバの方で好きな子とかできた?」と聞かれました。少し考えて、一番最初に頭に出てきたのが日菜子でした。理由も特になく、多分ずっと使ってる内に自然と愛着が湧いてたんだと思います。それで自然と日菜子の事を調べたり、SSを漁ったりする時間が増えていって、気が付いたら担当を名乗ってました。
 そしてまた時は流れて。2014年の4月5日と6日に、シンデレラの1stライブが地元の映画館でライブビューイングをやると知った僕は、兄と二人で二日目の方を見に行くことにしました。初めて経験するライブは楽しくて、時間があっという間に過ぎていきました。そして最後のMCで進行をしていた本田未央役の原紗友里さんが、「シンデレラの仲間に今日が誕生日の子がいます」的な事を言いました。そう、4月6日は日菜子の誕生日です。その瞬間、僕は嬉しくて嬉しくて、泣きながらおめでとうと画面の向こうの演者の皆さんと一緒に言った記憶があります。そして、いつか日菜子があのステージに立って歌って踊ってる所を見たいなと強く思いました。
 そこから2nd,3rd,4thとライブを経る度に、業務連絡を聞く度に、「ああ、またなのか」と思うことが増えていきました。4thが終わって少しした頃に、「デレステでSSR来たけど別に声も付かんし、なんかもう辛くなってきたな」と思い始めちゃいました。シンデラガールというコンテンツ自体は大好きなはずなのに、追ってると少しずつ自分の心に黒いものが溜まっていくのを感じて、少し距離を取りました。
 そんな感じでしばらくぼーっと生活してたある日、具体的には2017年の2月にとある動画と出会いました。その動画というのは、『喜多日菜子合作』でした。いわゆる一人合作という謎のジャンルの動画でしたが、中身は面白おかしく、それでいて日菜子の事を真剣に応戦する人が作ったんだろうなという動画でした。すぐ作者さんのTwitterを見に行きました。そこで驚いたのが、その作者さんは昔からの日菜子Pではなく、知ってそんなに経ってない人だったという事です。僕はその時急に自分が情けなくなって、こうしていられないと思ってすぐに何かしようと思いました。ただ特に技術も知識も無い僕が何かしようと思っても何もできなくて、4月になってました。
 そんな4月の始めに、第6回総選挙の開催が告げられました。そこからはひたすらがむしゃらに、とりあえず自分に出来ることをしようと思い、まずはSSを書くことに挑戦しました。その次に、選挙向けに一本日菜子についての動画を作ろうと思い、拙い喋りと動画編集でプレゼン動画を作りました。このプレゼン動画が意外と好評で、しばらくは「プレゼンの人」と認識されてたりしました。他にもTwitte上での出来る範囲での呼びかけや、リア友にお願いしたりもして、出来ることを一か月間ひたすらやり続けました。
 そして来るべき選挙結果の発表日。その日はデレ5th仙台の二日目でした。その日僕は現地にいて、ライブ前から選挙の結果がライブ中に発表されるんじゃないかと全く落ち着けませんでした。案の定、普段業務連絡があるタイミングで選挙の結果が発表されました。そこではCDデビュー圏内である各属性の上位3人と総合上5人が発表され、そこに日菜子の名前はありませんでした。その後に行われたアンコールの二曲はほとんど楽しめませんでした。あの時は連番してくれた友人に迷惑をかけたので、本当に申し訳なかったのをはっきりと覚えてます。ライブが終わり、一緒に見た友人達と打ち上げをしていたら、モバマスの方で詳細な選挙の結果が出ました。日菜子はPaの4位でした。票差こそ3位と離れてはいましたが、それでも4位は4位。つまり、この調子で頑張れば来年はチャンスがあると考えて、また来年まで頑張ろうと思えました。
 そして第7回総選挙。あの日からずっと何かしら動き続け、喜多日菜子というアイドルの認知度を少しでも上げようと色んな人達と努力し続けました。この第7回選挙期間中に少しトラブルというか、僕の動画にちょっとした被害が出ましたがそれはいつかちゃんとした形でお話します。とにかく、色々あった一年間でしたが手応えもありました。ただそれでも結果発表の日まではずっと不安で、やり残したことがあるんじゃないか、こんなに頑張ってきてダメならもうどうすればいいんだ、などとひたすらに不安でした。そんな不安が形になったのか、結果発表の当日に見た夢が、「日菜子がまたPa4位で声が付かない」という夢でした。起きたとき嫌な汗がびっしょりと体中から出てきて、最悪な目覚めでした。その夢を見たせいもあって、結果発表のお昼の12時までずっと吐きそうでした。そんな中迎えた結果発表。めでたく、日菜子はPa3位の座を勝ち取り声が付くことになりました。きっと僕の人生であの日が一番泣いた日で、これからもあの日以上に泣くことは無いでしょう。こうして長い長い戦いはなんとか幕を閉じたのです。
 この振り返りももう少しで終わりです。声が付いて、声優さんも発表されて、SS3Aというデレステ3周年ライブにゲストで出ることになって。そこでボロボロ泣いたり、日菜子だけじゃなくて愛海もそのライブに出ていて凄く辛かったライブでした。その数か月後に日菜子が出る初の周年ライブの6th名古屋ではアイドル個別の衣装を着て出てきたり、その曲歌っちゃうのという歌を歌ったりして、終始ボロボロのライブを経験したり。翌年の7thではまた名古屋で日菜子の出るライブを見ました。ただ6thでは思わなかったのですが、7thでは終わった後に「なんか、出番というか露出……」というちょっともやっとした感情が出てきました。これが実際6thより7thの方が日菜子が目立つ機会が少なかったのか、僕が担当の出るライブに慣れてしまって物足りない気がしたのかは今となっては分かりません。ただ、やっぱりソロ曲が無いと出番に限界があるんだなということは確かに思いました。だからより一層ソロ曲が欲しいと思ったし、ソロ曲に対する思い入れが強くなっていったのです。
 そしてついにその日が来ました。シンデラガールズ劇場のEDで日菜子のソロ曲である、「世界滅亡orKISS」が世に出ました。それを見て聞いた時は泣き出す前に、「やっとだぁ…………!!!」というある種の安堵感が出てきて、その後に涙が出てきました。そこから愛海のソロ曲も来たりして僕の情緒は二か月間で大きく壊れるのですがそれはまた別のお話。
 長くなりましたが、ここまでに書いたことすべてが積もり積もったものが、日菜子のソロ曲への思い入れにそのままなります。時間にして9年弱、長かった……。本当に長かった……。

3.実際見て聞いてどうだったか

 9月のライブの中止だったり新年のライブの現地が無くなったりと色々ありましたが、いよいよ日菜子のソロ曲がライブで行われる日。パソコンの前で知人と通話しながらライブを見ていました。そして桃華が歌う「愛の賛歌」の途中で、これ次来そうだなと思っていたら案の定でした。そこからは何も見逃してたまるかと、画面の中の日菜子を、深川さんを見ていました。日菜子のソロ曲には合間合間に早口の台詞があって、初めて曲を聞いた時はライブで出来るのかな、やっても台詞の部分は録音かな、などど思っていたのですが、深川芹亜さんという方はそんな僕の考えを全部ぶち壊して、一から十まで全部やりきったのです。歌も台詞も踊りも全部何もかもを喜多日菜子でやりきってくれたんです。もうどう感謝していいか分かりません。ただやっぱり余裕がある感じではなく、ギリギリというか、頑張ってやってる感じがして。気が付くと僕は、「頑張れ、頑張れ……!」と呟きながら手を強く握ってました。曲が終わった後も自然と、「立派だった、立派だったよぉ……」と涙がこぼれてきました。多分あれを現地で見てたらしばらく椅子に座ってうなだれてるだけのオタクが出来上がってたことでしょう。
 他にもドリームアウェイとかGOINとか泣き崩れた場面はあったのですが今回はソロ曲のお話なので割愛します。そんな初めての担当ソロ曲があったライブを終えた後、何か大きい憑き物が落ちたスッキリ感がありました。ライブ後にTwitterのトレンドに入ったり、itunesのアニソンランキングで急上昇したりと色々嬉しいことはありましたが、一番嬉しかったのはTLで日菜子を、深川さんを誉めてくれる人が6thや7thの日にならない位たくさんいてくれたことです。個人的MVPに日菜子や深川さんの名前を挙げてくれる人もいて、ソロ曲をもらって披露した後ってこんなにたくさんの人が僕の担当を、僕の好きな人を誉めてくれるんだなって実感して、それでまた泣いちゃいました。
 それと今回のライブの形式上見えないことが多かったのですが、深川さんってステージの上にいる時間はほとんど日菜子でいることが多くて、日菜子っぽい動きをずっとしてるんです。今回のライブで深川さんを凄いなと思った方は今後現地で見る機会だったり、カメラに映ってる時に深川さんの事を見てほしいなって思います。6thと7thを現地でずっと深川さんを見て虜になった僕からのちょっとしたお願いです。

4.今後期待すること

 今回のライブで深川さんはもう十分すぎるくらいのパフォーマンスをしてくれました。ソロ曲初披露を一人でやり切ってくれて、もう僕の心残りが無いレベルでした。ただ、今後も披露する機会がありがたいことにあるはずなので、その時は他のアイドルとかにも出てきてもらってどんどん遊んでいってほしいなって思いました。後はあつひなのユニット曲が欲しいですね。日菜子と愛海の妄想ワールドっていうユニットがあるのでそのユニット曲が欲しいですね。あつひな、欲しいです。あつひなの! ユニット曲が欲しいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

5.おわりに

 長々と書きましたが総括すると、「ライブ楽しかった! 日菜子のソロ曲最高!!!!!!!」という感じです。長文を全部読んでくれた人も、飛ばし飛ばしで読んでくれた人もありがとうございました。

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