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心くばりの魔法

5.6年前に買った今でも大好きな本を
紹介します。オリエンタルランドに17年勤め
人材トレーナーとして10万人ものキャストを『魔法使い』へと育てられた櫻井恵理子さんが手掛けられた【心くばりの魔法】という本です。

ディズニーに特別詳しい訳ではない私ですが、10年前にご縁あって研修を受けさせて頂いた事がありその講師の方がオリエンタルランドに元勤務されていた方だったのを思い出し、手に取ってみました。
どのページを開いてもハッとさせられる言葉ばかりでパラパラとページをめくっていくとその時にそっと背中を押してくれる言葉ばかりで、もはや魔法の本。そんな感じです。

特にお気に入りのページを少し紹介します。
ディズニーには『人材』の成長モデルというものがあるそうで、キャスト達はそれぞれの成長ごとの段階に見合った役割を期待されています。この成長モデルは頭文字をとって【MAGIC】と名付けられ、それぞれの段階にいるキャストもまた頭文字で〈Mキャスト〉〈Aキャスト〉などと呼ばれています。

①Makeする(化粧する)
舞台にあがる準備として化粧をほどこす段階です。入社したてのキャストが該当します。

②Action(演技スタート)
入社して2ヶ月ほどたつと、いよいよショーの開幕です。ただし、〈役者〉としてはまだまだ未熟。

③Growing up(成長する)
何度も舞台を経験することで、どんどん成長していきます。〈演技〉の質を磨いていく段階です。

④Instructor(教える、指導する)
演技は成熟し、自分の役割を完璧にこなせます。トレーナーとしてその経験を人に伝えていきます。

⑤Captain(チームをまとめる)
最終段階は、〈主演〉としてチームを取りまとめる存在になることです。

この⑤つのモデルが評価基準になるそうです。
指標があるって当たり前じゃないですよね。
職業問わず自らの成長を【MAGIC】に当てはめて考えてみるのもいいですね。


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