花様年華考察メモ-BTSのミソジニー脱却の観点からWINGS再考-

こんばんは。久しぶり(本当か?)に花様年華の話をします。
忘れないうちに思い付きメモレベル!走り書き!!

最近WINGSについて考えたいな~と思っていまして。
というのも、先日の国連関連のインタビューでのRMの発言から、BTSのミソジニー脱却ということを知ったからです。

本件をすっごくざっくり説明すると、
2015-16年ごろホルモン戦争等を中心にBTS(とくにRM)の歌詞がミソジニー的だという批判がでる
(アイドルおたくなら容易に想像がつくように、批判をしたファンはめっちゃたたかれたそうな、、)
https://ameblo.jp/0405ky/entry-11945988421.html

それからというもの、RMは女性学の専門家に歌詞を添削してもらうなど、方向転換への努力を重ねてきた、と。
いまでも、「自分はその問題に関心が薄いのかもしれない」ということを意識し、学びを続けています、といった発言が上記のインタビューであったわけですね。
(改めて、一部の批判に真摯に向き合い、改善への努力をできるRMはすごい人ですね、、。おたくも「こんなこと言ったら面倒なファンがいると思われて彼らの仕事を奪ってしまう!」とか言ってないで言うべきことは言うべきだし、言うべきことを見極められるよう自分の感覚や考えをブラッシュアップしないとダメですね。余談)

で、「ミソジニーからの脱却」がはっきり見えてきたのがWINGSかな?と思っており。
21世紀少女とか、女性に絞ってるのはどうなんだ!という意見もあるかもしれませんが結構明確な意思表示だよね
https://ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12208341819.html

そんな流れを見ていると、以前の考察で、「WINGSの転換は、海外でも人気が出てきて、発信する先が増えたから」と書いていたんですが、むしろ逆かな?WINGSで転換が起きたから海外でも人気が出ていったのかな?と考えるようになりました。
前の考察↓

だとすれば!!!この「転換」をキーにして考えたら、イマイチ意味がつかみ切れていないWINGSでのペアの組み換えも多少すっきりするかなあ、と思って考えてみました。今回はデミアンの展開は全無視します(オイ)ので、そっちの観点で破綻があるかもですが、、。

おさらいですが、WINGSのテーマはBoy meets evil、誘惑との出会いです。
だから、誘惑を見せるペアと組まされる、が、失敗するので、LYSではペアは元に戻る(そしてペアへの投影を通して自分と向き合い、自分を許す=Love yourselfことにたどり着く)。

今回改めて考えてみると、WINGSではそれぞれはお互いに「一番欲しいものを持っているのに、それのせいで不幸になっている相手」とペアを組まされているのではないか、と思いました。

<ユンギxジミン>
親から関心を持ってもらえないことが不幸の種のユンギ(自分のためには母親は自殺をとどまってくれないし、父親とも折り合いが悪い)。一方のジミンは親からの過干渉で病院に閉じ込められている。

<ジョングクxナムジュン>
家族から関心を持ってもらえない(家では幽霊扱い)のジョングク。家族からの期待が重すぎるナムジュン。

<ホソクxテヒョン>
家族に捨てられ、家族がいないことがトラウマのホソク。残った家族が重荷のテヒョン。

このペアを通して、それぞれが何を学ぶのか、というと、「ほしいものを手に入れたからと言って幸せになれるわけではない」、「自分が羨む状態にいる人もそれぞれの地獄を抱えている」ということだと思います。
その立場に立ってみないと分からないことがある、と。

そう、これ、ミソジニーからの転換におけるBTS(あるいはRM)の気づきの比喩なんじゃないか、って思ったんですよ。
「自分がメインストリーム・強者の立場にいるとき、自分はそこにある暴力や差別に気づかなかったりする」というのが、RMの気づきだとインタビューから解釈したんですが、
花様年華の6人(ソクジン以外)も、WINGSで自分のペアの不幸に向き合うことで、自分の立場からはわからなかった不幸や辛さを理解する、的な、、。
そこから、問題は持っていないものを手に入れることではなく、どう考えて行動していくか、に転換されて、自分の立場を受け入れる→Love yourselfの流れかななどと思いました。

(的外れかもしれないけど)花様年華、やっぱり現実のBTSのストーリーとリンクしてどんどんアップデートされていく、めちゃくちゃよくできたコンテンツだと改めて思いますね、、。底なし沼。


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