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なぜ企業研修の講師をしているのか?そこに行きつくまでの話。小学校編。

皆さん子供のころ、どんな職業に就きたいと思っていましたか?

たとえば小学生のころ、学校の先生、お医者さん、大工さんなどなど・・・なりたい職業って何でしたか?

僕は何になりたいか?って子供のころは分からなかったです。

何かになりたいとか考えたこともなかったし、自分に何が向くのかってことも全く分からなかった。どちらかというと大人になりたくないなぁと思っている、そんな子供だったように思います。

いろんなことに興味はあった。

小学生の低学年の頃はよくプラモデルを作っていたっけ。近所のプラモデルやさんにお小遣いを握りしめて、買ってきては自分で作っていたなぁ。

小学校も高学年になってくると今度はラジオをつくるようになった。これはプラモデルやさんのガラスケースの中にラジオキットというのがあって、トランジスタやダイオードなどがあらかじめセットになっていて、はんだ付けして組み立てていくものだった。

小学5年生の時、父親にせがんで秋葉原の電気街に連れて行ってもらって「はんだごてセット」を買ってもらった。はんだごて、ニッパやラジオペンチ、やすりなどが入ったものだった。

我が家の父親は電気に関してはチンプンカンプンで、全く分からない人だった。回路をつなげられるのは、テレビとコンセントに電源ケーブルをつなげるくらいのこと。それ以上はよくわからん、という人だった。

近くに電気のことなどを教えてくれる大人がいなかったため、初めてのラジオ作りはとても苦労した。説明書きをにらめっこしながら、良く分からない感じはあるわ良く分からない図はあるは・・・四苦八苦して作った。

結果、ラジオは鳴らなかった。

トランジスタの向きというか極をまちがっていたり、抵抗の見方が良くわからなくて違うのつけていたり・・もぉさんざんでした。

でも、やっぱりラジオ鳴らしてみたかった。

もっと簡単なものにしようと思ってチャレンジしたのが、ワイヤレスマイク。FMラジオに微弱電波をとばして話声が聞こえるというものでした。

部品の数も少なく、まぁ比較的簡単につくれました。

完成してラジオをつけて、マイクのスイッチいれて・・・

鳴るじゃないですか!話した声がラジオから聞こえるじゃないですか!!

もぉこれは本当に感動した。飛び上がるくらい嬉しかったですね。

で、どこら辺まで電波が届くかを知りたくて、妹にラジオをきいていてもらって、自分は家をでて妹に向かって「聞こえる?聞こえる?今●●ちゃんの家の前!」とかいいながら話して、家にかえって、「誰の家の前まで聞こえた?」って妹に聞いて確認したりしていました。

電波とか目に見えないのに、音になって聞こえるってことに子供の時とても不思議だった。で、自分がつくったもので実際に音がでた。これには本当に感動しましたねぇ。

こうなると、将来は電気関係のエンジニア!なんてのが思い浮かびそうなのですが、そうはならなかった。

やはり一番の理由は、身近に教えてくれる人がいなかったってこと。本を読んでも知らない漢字もいっぱいあるし、数学的な計算式もいっぱいあるし・・・

気が付けば、ラジオ制作も3~4個で終わったのかな。

そして自分の趣味も変わっていったのでした。


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