パレスチナ問題 その19:ドイツの問題

【概要】

イスラエルはガザ地区をコンクリートの壁で封鎖してから大規模な爆撃を加えています。自衛戦闘と言いながら。。。もはやガザ自体が巨大な絶滅収容所のようなものです。

ドイツはこのイスラエルによる戦争犯罪を擁護します。ショルツ首相は「イスラエルの国家の存立と安全のために立ち上がることがわれわれの使命だ」と発言しています。なぜパレスチナに狂気の空爆を加えるイスラエルの安全を気にするのでしょうね。ショルツ首相の言動はジェノサイドへの加担です。

「WWII時のユダヤ人迫害への反省」がひねくれてこういう言動に至ったようです。ドイツの態度を理解する上で参考になりそうな記事をピックアップします。

【詳細】

①南アフリカがイスラエルをジェノサイド条約違反で提訴しました。ドイツは「(イスラエルに対する)ジェノサイドの非難を断固として明確に拒否する」として裁判に参加すると表明しました。ショルツ政権はイスラエルに味方する気のようです。投稿はこちら

②ショルツ首相は「イスラエルを守る」と主張します。ホロコーストへの反省がこういう言動に繋がるようです。しかし、ドイツ国内でも異論があるようです。記事はこちら

③ドイツでは親パレスチナのデモは警察により排除されるそうです。言論の自由はどこへ行ってしまったのでしょう。投稿はこちら

④アーティストによる抗議。投稿はこちら

⑤2023年10月07日以前からドイツでは親パレスチナ活動が抑圧されてきたそうです。

こちらの記事は「背景には人種差別の意識ある。『ホロコーストへの反省』は口実に過ぎない。」と指摘しています。

ガザ・ジェノサイドを見て「ユダヤ人をイジメるのはよせよ」と言い出すのは誤魔化しですよね。イスラエルはパレスチナを全滅させようとしています。そしてこの歴史的犯罪に抗議するユダヤ人もいます。

⑥パレスチナ側の情報発信。ドイツが二度と繰り返すべきではないのは「ユダヤ人を批判すること」ではなく「大規模な人権侵害」ですよね。良識あるユダヤ人もいますし、狂気に憑りつかれたユダヤ人もいます。投稿はこちら

⑦武井彩佳氏による、パレスチナ問題に関するドイツの態度についての解説記事です(こちら)。

かつて西ドイツは謝罪の意味を込めて建国直後のイスラエルを経済的/軍事的に支援したそうです。当然ながらそれは同時にパレスチナに対する迫害への加担となるのですが、この点に関してはドイツは無関係を装ったそうです。ドイツの戦後の歩みは一見すると謝罪/反省に向き合いイスラエル国民との和解に取り組んできたように見えますが、実はパレスチナに責任を押し付けてきたという側面もあります。

2024年01月時点で、ドイツはイスラエルのガザ・ジェノサイドを擁護しています。狂気の空爆を止めようとしません。何を考えているのでしょうね。

⑧ドイツがホロコーストの責任としてシオニズムを支援しているのであれば、それは責任転嫁です。投稿はこちら

⓽ホロコーストへの反省に向き合うのであれば、今イスラエルがやっていることを擁護してはイケマセン。投稿はこちら

⑩ドイツの空気感についての見解です(こちら)。

【中間のまとめ】

駐日ドイツ連邦大使館前で抗議しますか。

【2024年02月以降】

①ドイツのベアボック外相が「イスラエルには自衛権があるが民間人の苦悩を最大限和らげなければならない」などと言い出しました(こちら)。

ドイツは長年にわたりイスラエル支援を続け、ホロコーストの責任をパレスチナに押し付けてきました。ガザ・ジェノサイドの責任回避を狙っているようにみえます。

②相変わらず言論封殺は行われているようです。これはジェノサイド裁判の仮保全措置命令違反では?投稿はこちら

③パレスチナの自由を主張するとドイツでは逮捕されるそうです。シュプリンガーというメディアがイスラエルのプロパガンダに加担しているようです。入植地の不動産ビジネスでも利益を得ているようです。

投稿はこちら

④ドイツがおかしくなっています(こちら)。

⑤ベルリン映画祭でのスピーチ。この映画監督は脅迫を受けるようになったそうです。投稿はこちら

⑥ドイツがおかしくなっています(こちら)。

⑦ドイツも少し風向きが変わってきているようです(こちら)。

⑧「ハマスを根絶しなければイスラエルの安全が保てない」というイスラエルのプロパガンダを拡散させています。

ハマスは民兵なのだから、「ハマスを全滅させる=ガザを全滅させる」になります。そんなことは認められていませんし、不法占領を継続した状態で主張してよい内容でもありません。ドイツの主張は著しく不公平であり、事実上のジェノサイド支持です。

ハマスは10.07の攻撃に関して「民間人に対する攻撃について、国際司法裁判所の出頭要請があれば応じる」と回答しているのだからその手続きで進めるべきです。イスラエル軍のガザ攻撃にはそもそも法的正当性がありません。投稿はこちら

⓽ドイツの民主主義が壊れています(こちら)。

⑩言論統制を行っています(こちら)。

⑪安田菜津紀氏によるレポート(こちら)。

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