ロシアの情報戦 その105:原口一博議員のネオナチ発言


【概要】

2022年02月24日の侵略開始以降、立憲民主党所属の衆議院議員である原口一博はプーチン政権ロシアを擁護しウクライナを貶める発言を繰り返しています(参考はこちら)。

プーチン政権ロシアはウクライナで残虐な犯罪を繰り返しており、さらにその説明として幼稚な嘘を繰り返しています。更に、SNS/メディア/インフルエンス・エージェントを通じてプロパガンダを垂れ流しています。

ロシア擁護プロパガンダの拡散は歴史的犯罪への加担であり、平和への敵対行為であり、民主主義の自殺行為です。

2023年09月に原口一博がゼレンスキー政権ウクライナをネオナチ呼ばわりする動画を公開し、在日ウクライナ大使館からクレームを受ける事態になりました。

【経緯】

①問題となった動画は削除されたのですが、ネオナチ呼ばわりした部分は公開されています。URLはこちら

対談相手は石田 和靖とMax von Schuler-小林のようです。よく知らない人です。

②石田和靖ってどんな人なのでしょうね。

石田和靖の交流状況が垣間見れるTweetがありました。スペースの告知Tweetです。原口一博/及川幸久Trilliana 華といった胡散臭い奴らに混じって石田和靖の名前があります。

③TwitterでMax von Schuler-小林の名前を検索してみました。チャンネル桜がヒットしました。馬淵睦夫が頻繁に出演している動画配信サイトです。この番組では矢野義昭と対談したようです。

④在日ウクライナ大使館が抗議Tweetを投稿しました。

「ナチだから」などという馬鹿馬鹿しい言い掛かりを口実に軍事侵攻したプーチン政権ロシアは、ウクライナで残虐行為を繰り返しています。ウクライナは「ネオナチ」という言い掛かりに対して反論済みです(参考はこちら)。この状況で日本の国会議員が「ウクライナはナチ」と言い出すなど言語道断です。

ロシアは国際社会の支援疲れを狙っており、戦争の一環として情報戦に取り組んでいます。原口一博の言動はプロパガンダへの協力であり、侵略と虐殺への加担です。

⑤朝日新聞が記事にしました。藤原学思記者。記事はこちら

⑥更に続報も出ています。こちらは産経新聞。

立憲民主党から説明を求められた原口一博は「ウクライナがネオナチだとロシアが言っているという意味だ」と弁解したようです。嘘です。動画では自分の意見として発言しています。

立憲民主党の岡田克也幹事長は「発言の自由が認められるとしても、重大な誤解を招きかねない不適切なものであり口頭で注意を行った」との声明を発表しています。

そうですよね。2023年09月の時点では、「ウクライナはネオナチ」という発言は言論の自由の範囲外です。

⑦ウクライナ大使館に対する原口一博からの回答です。
 ・内政干渉だ
 ・「ウクライナはネオナチ」は他国でも議論されている
と主張しています。

「ウクライナはネオナチ」との主張を取り下げてはいるのでしょうか。

⑧親露プロパガンディストの藤原直哉が煽っています。

「ウクライナはネオナチ」で押し切れ、というアドバイスのようです。

⓽一水会も煽っています。「ウクライナはネオナチ」という主張を取り下げてもらったら困るのでしょう。

⑩お馬鹿アカウントの鎌善もコメントを出しています。

「ウクライナはネオナチ」という発言を取り下げたことを批判しています。

⑪原口一博が言い訳を始めました。

私は「ウクライナはネオナチ」と言ったのではなく、「ウクライナはネオナチとの報道がある」と指摘したに過ぎない、と主張しています。

⑫「海外メディアもウクライナのネオナチについて報道している」と言い張っています。

⑬ロシア政府はメディアを通じてロシア国民を洗脳し、「ウクライナはネオナチ」という認識を染み込ませています。

ロシア国内ではそういう報道の体を装ったプロパガンダが行われているかもしれませんが、原口一博が日本国内でそのプロパガンダを拡散させて良いわけではありません。やったら侵略と虐殺への加担です。

⑭鈴木貴子の質問主意書を持ち出してきました。どういうつもりでしょう。

⑮鈴木貴子の質問主意書です。クリミアにロシア軍が覆面で侵入し、クリミア自治共和国議会・政府本部を占拠したりしている頃の質問です。

滅茶苦茶ロシアを庇っていますね。

2014年時点で言えば、鈴木貴子はロシアの情報工作に乗せられていたことになります。

⑯鈴木貴子は「危険な民族排外主義的傾向がある」と言い切ってしまっています。ロシアの影響工作に乗せられたのでしょうね。

「WWII時にナチスドイツに協力したステパン・バンデラの信奉者が、云々」と言っていますが、これもロシアのプロパガンダに乗せられています。ロシアの情報機関は「ネオナチが暴れている」と見せたかったのでしょうね。

この質問主意書は「2014年時点で鈴木貴子がマイダン革命をネオナチの暴動と印象付けようとした」ということを示しているにすぎません。

⑰マイダン革命はネオナチの暴動ではありません。自由と尊厳の革命です。このTweetのURLはこちら。詳しく知りたい人は「Winter on Fire」という映画がおススメです。

⑱一水会のTweetを引用しています。

「私には、ウクライナのジェレンスキー政権がネオナチ政権であるという認識というか確信は、ありません。」と主張しています。微妙なラインを突いてきましたね。「ゼレンスキー政権はネオナチ政権です」と言い切れば、「言論の自由の範囲外」と叩かれます。「ゼレンスキー政権はネオナチ政権ではありません」と言い切ればいいのですが、そうできない事情があるようです。

⑲「アゾフ大隊はネオナチだ」と指摘する産経新聞の記事を持ってきました。2015年の記事です。自分で見つけたのですかね?記事のURLはこちら

プーチン政権は「ウクライナでネオナチが暴れている」という印象操作を世界中で行っていたようです。産経新聞のこの記事もその影響を受けているのでしょう。

⑳過去Tweetをチェックしてみましょう。2023年03月31日の投稿。マイダン革命をネオナチのクーデターと自分の意見として主張しています。

㉑2022年05月10日の投稿。2014年(平成26年)05月時点の駐ウクライナ日本大使館の「安全の手引き」を引用しています。「ウクライナにネオナチが跋扈している」と印象付けたい様子。

2014年時点の駐ウクライナ日本大使館はロシアのプロパガンダに引っ掛かったようですね。過去にロシアのプロパガンダに引っ掛かった記事を繰り返し持ち出してくるやり方は、ロシアのやり口の一つです。

自分で見つけたのでしょうかね?後ろにハンドラーがついていそう。

㉒公安調査庁のHPから「アゾフ大隊はネオナチである」という記述が削除されました。

原口一博はこの記述変更を不審に感じているようです。この投稿は2022年04月14日。

公安調査庁はアゾフ大隊がネオナチではないから削除しただけです。公安調査庁の説明はこちら

㉓同じ日の投稿。「アゾフ大隊は、いつからネオナチではない?」と主張しています。

㉔2023年02月28日の投稿。「ドンバス戦争もネオナチもミンスク合意もNG?」と疑問を呈しています。

自分の意見として「ウクライナはネオナチ」と主張していると解釈してよいでしょう。

㉕原口一博は2023年09月18日に記者会見を開き、「ウクライナ政権がネオナチであると言ったことは一度もない」と釈明したそうです。

嘘です。

㉖「他国のニュースを紹介するのは言論の自由の範囲内だ。日本をなめるな。」とTweetしています。

嘘です。他国のニュースを紹介していただけではありません。意図的にロシアの犯罪を擁護するデマを拡散させていましたし、自分の意見としてロシアを擁護しウクライナを貶めていました。

侵略と虐殺への加担であり、平和への敵対行為です。言論の自由の範囲外。

<原口一博の言動のまとめ>

①侵略開始以降継続してロシアのプロパガンダを拡散させている
②「ウクライナのネオナチ」を自分の意見として主張している
③自らの言動を「言論の自由の範囲内」と主張している
④ウクライナ側からの抗議は「内政干渉」としている
⑤「ウクライナ政権がネオナチであるとは言っていない」と嘘をついている

【民主主義の為に民主的に戦う】

①立憲民主党本部前抗議をやることにしました。

②つづく

【ナザレンコ・アンドリーCIAエージェント説】

①原口一博はナザレンコ・アンドリー氏を「CIAエージェント」と呼び、問題になっています。投稿はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?