ロシアの情報戦 その121:2024年02月のプロパガンダ攻勢
【概要】
2024年02月に大手メディアにロシア・プロパガンダが取り上げられるケースが何件かありました。
狙いは、
①トランプのアメリカ大統領再選に向けての支援
②当選後の停戦交渉への下地作り
ですかね。取り敢えず記録します。
【具体例】
①ニュース・キャスターという立場でかつてロシア・プロパガンダを垂れ流していたアメリカのタッカー・カールソンがロシアを訪問し、2024年02月06日にプーチンにインタビューしました(こちら)。
【抜粋】
・トランプとならロシアはうまくやれる
・ロシアは平和を望んでいる
・バイデンを裏で操る金融機関がロシアを敵視している
アメリカ大統領選挙に向けてトランプをアシストする狙いがあるのですかね。
②ウクライナ在住のジャーナリスト、平野高志氏の解説(こちら)。
プーチンの嘘は真新しいものはないが、タッカー・カールソンのファンがどう反応するかは不明。
③プー公はインタビューの中でヒトラーを擁護していたそうです。本当に馬鹿ですね。投稿はこちら。
③原口一博がスプートニクのインタビューに応じました。ロシアのプロパガンダの教科書のような内容です。投稿はこちら。
・アメリカとロシアの代理戦争である
・日本がウクライナを支援する理由はない
・日本がロシアを敵に回す必要はない
・ウクライナを支援すると横領されて横流しされる
・ロシア悪/ウクライナ善の善悪二元論は間違い
・ミンスク合意はロシアは騙された
・ドンバスでジェノサイドが行われていた
・クリミア侵攻はキューバ危機のロシア版
全部嘘です。
③スプートニクのインタビューに応じた件については、産経新聞も報じています(こちら)。
④NHKが佐藤優を扱っています。投稿はこちら。
⑤朝日新聞も佐藤優を扱っています。有識者は誰も信用していません。投稿はこちら。
侵略を擁護するプロパガンダをそのまま拡散させる行為は報道の自由の範囲外です。
⑥元外務次官の藪中氏のインタビューを朝日新聞が掲載しています。ロシアの言い分に理解を示す論調。ロシアが全部嘘の主張を掲げて絡んで来ることをいまだに理解していません。投稿はこちら。
⑦産経ニュースが矢野義昭を取り上げています。投稿はこちら。
矢野義昭は明らかにロシアのインフルエンス・エージェントです。なぜこの人物の記事を掲載するのでしょう?
⑧日本語でロシアプロパガンダを広めようとするロシア人が増えているそうです(こちら)。
【中間のまとめ】
トランプ再選後にロシアに有利な停戦交渉をするための下地づくりでしょう。
朝日新聞/NHK/産経新聞がロシア擁護プロパガンダをそのまま拡散させてしまっている点が気になります。今更、記者がロシアの嘘を真に受けるハズないですよね。なぜこんな報道をするのでしょうね?ロシアはこれらの報道機関になんらかの影響力を行使できるのですかね?
【その後・・・】
①NHKがウクライナにマイナスなイメージを植え付けてしまう内容を放送しました。どういうつもりでしょう?投稿はこちら。
②ちょっと面白い話。プー公のプロパガンダを拡散させていたタッカー・カールソンがプーチンのネオナチ発言を批判しています。愛想を尽かしたのかも知れませんね。投稿はこちら。
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