パレスチナ問題 その34:外務省前抗議と派閥争い


【概要】

外務省前抗議が派閥争いに巻き込まれているようです。取り敢えず、問題提起します。

【状況】

①元々週一ペースでやっていた外務省前抗議ですが、ネタニヤフがラファ侵攻を主張し始めたことを契機に、2024年02月中旬に平日連続実施にペースアップしました。どこまで大規模化できるでしょうか。時間との勝負です。投稿はこちら

②最大で80人くらい来ていました。この投稿には150を超える「イイネ」が付いています。投稿はこちら

③3月の投稿。雨が降っても雪が降っても抗議してました。投稿はこちら

④そして2024年04月末の状況。閑散としています。「イイネ」は3個。大規模化に失敗しました。投稿はこちら

【難癖1:差別的プラカード】

①色々と難癖をつけてくる人達がいたので、整理しておきます。大別して3種類の批判が来ました。
 指摘1:ロシア大使館前抗議に映ったプラカードが差別的
 指摘2:グランドルールが設定されていない
 指摘3:罵倒スタイルが嫌

②まず指摘1について。ロシア大使館前抗議の写真に写ったプラカードの文言を気にしています。

③写真の赤丸の部分が気になったようです。

このプラカードを掲げている人は、反戦派の在日ロシア人とは普通に仲良くしています。このプラカードをそこら中で掲げているワケではなく、ロシア大使館前限定で掲げているので、ロシア大使館職員に向けたメッセージだと解釈して私はそれほど問題視してきませんでした。ロシア大使館は侵略を擁護するデマを拡散させるプロパガンダ機関でもあります。

④この人も問題視しています。

自国の政府がウクライナで大規模猟奇犯罪を犯しているのだから、ロシア国民にはプーチンを止める責任があります。私は逆に、日本人が在日ロシア人にプレッシャーを掛けようとしないことが問題だと思っています。投稿はこちら

⑤DMでアクセスしてきた人もいました。

⑥ロシア大使館前抗議を続けてきた側から言わせてもらうと、在日ロシア人にプレッシャーを掛けようとしてきていない人間から難癖付けられてもピンとこないんですよね。

「やれることをやる」と自称する人に「どれだけやってきたの?」と聞いてみました。返事は来ませんでした。

【難癖2:グランドルール】

①次の難癖です。「グランドルールが設定されていない」と指摘しています。投稿はこちら

私は外務省前抗議の場で「あの人に話しかけちゃダメ」とか「あの人にはマイクを渡さない」とかいうことはやっていません。

「外務省前抗議はルールが明示されていないから行かない方が良い」とワザワザSNSで騒ぐ必要はありません。外務省前抗議は常識と良識を持って運営されています。

②学生さんがDMで「グランドルールを設定するべき」とアドバイスをくれました。外務省前抗議がグランドルールを明記していないことは、界隈で話題になっているようです。

様々な抗議活動がグランドルールを設定していますが、要するに「常識と良識をもって抗議に参加しよう」ということですよね。当たり前のことを改めて示すか、「言わなくても常識でしょ」と済ませるかの違いでしかありません。

③日本ではどの会社も「パワハラ禁止」のルールは設定されています。しかし実際にはパワハラは日常的に行われていて、日本全体で毎年1万人以上が自殺しています。ルールが設定されているかどうかより、どう運営されているかの方が重要です。

グランドルールを設定していても、Anti-Genocide Protester達が集団で一人を無視することもあるのです。

【難癖3:罵倒スタイル】

①三番目は罵倒スタイルに対する指摘です。またこの人です。投稿はこちら

こちらも。

③外務省前抗議は割と激しい言葉で抗議しているのですよね。この人は拡声器で「外務省!仕事しろ!」と抗議しています。投稿はこちら

私も罵倒スタイルで抗議しています。外務省はイスラエルのプロパガンダに加担しています。歴史の汚点だと思っています。

④こちらの人も「罵倒スタイルは個人攻撃に相当する」と批判しています。投稿はこちら

特定の外務省職員を狙い撃ちにして罵声を浴びせたり、相手の顔を覗き込みながら問い詰めたりしたら、それは個人攻撃になると思います。中東問題に関わっていない職員が大半なので、そんなことされても相手は困るでしょう。

「外務省という組織に対して罵倒スタイルで抗議している」という設定でやっています。「外務省職員には組織の過ちを修正する義務がある」という意味も込めています。

⑤2024年04月29日に新宿駅南口で行われたガザ・モノローグの場で、Isao Yamaguchiという人が「あなたがやっている罵倒スタイルの抗議には賛同できない。あなたは他の抗議者と会話するべきではない。」と言い張ってきてしまいました。この投稿はIsao Yamaguchiに対する反論です。

抗議のスタイルの違いの話なのだから、「やれ」とか「やるな」とか強制する話でもないですよね。

⑥ガザ・モノローグの場では、私は無視の対象になってしまいました。主催側の学生さんに話しかけていると会話の途中で離れていってしまうのですよね。私は三回「話を聞く気ある?」と質問しながら会話を続けましたが、その都度離れて行ってしまうので、結局言いたいことを最後まで伝えることは出来ませんでした。

その日の夜に、私を無視していた学生さんにDMで文句を言ってみました。

学生さんはとぼけています。

⑦学生さんはとぼけるのがヘタクソです。少なくとも「会話に応じなかった」ということは認めています。

⑧スクリーンショットにも映っていますが、私が伝えようとしたことは「若い人は、抗議者に対する外務省職員の反応を見ておいた方がよい」という内容です。

若い人の視野を広げるアドバイス自体は有用だと思います。そこから何かを感じて行動に繋げるかどうかは、その人次第です。

⓽この問題は「抗議スタイルの違い」の話でしかありません。スタイルの違いであれば、「こうやれ」とか「それはやるな」という争いはデメリットがあります。どちらがより効果的であるかは、現時点では評価できません。後から分かる話です。

⑩スタイルの違いを論じる争いが高じて「集団で無視する」という行動に発展するのであれば、幼稚としか言いようがありません。日本人らしい行動だとは思いますが。

今回は、グランドルールを設定している側が「集団で一人を無視する」という行動をとりました。グランドルールを設定していない側はそういうことをしていません。

⑪因みにですが、私をガザ・モノローグに誘ったのは学生さんです。酷いですね。オッサンが相手なら何をしても良いとでも思っているのでしょうか。

⑫Johanが挙げた罵倒スタイルに対する批判は、界隈で賛同が広がっていたようです(こちら)。

⑫2024年05月初旬にラファ侵攻が始まりました。これ以降、界隈の人たちも罵倒スタイルになりました(こちら)。

外務省前の抗議者たちはラファ侵攻が始まる前の段階で連日怒鳴りまくっていました。適切な行動だったと思っていますよ。

⑬因みにですが、2024年06月上旬時点で、外務省職員は相変わらず抗議の声を無視しています。

「外務省職員を怒鳴りつけるべきではない」という意見は、外務省職員の無責任を助長する効果しかなかったことになります。

「官僚の無責任」を理解しない者の意見でしかなかった。

【番外編】

①収容さん。この人もしょっちゅう絡んでくる人です。「外務省前の行動に意味が無いとは思わないけど」だって。雨でも雪でも抗議を続けた人に掛ける言葉ですかね。

常識で判断して「マウント取りに来ている」と見做してよいと思います。馬鹿みたい。投稿はこちら

②2024年2月下旬の投稿です。外務省前で収容さんと少し会話したのですが、その後の投稿です(こちら)。

私のことを意識しているようですが、言いたいことがまとまっていません。

③翌朝の投稿です。上から目線で物を言っています。馬鹿ですね。こういうことをしている間に時間を無駄にしました。この手の輩は反省しないでしょう。

④さくらさん。分かりづらいですけれど、こちらも外務省前抗議に対する批判です。投稿時間が午後7:17。外務省前抗議の真っ最中に「帰ろうかな」とつぶやいています。投稿はこちら

⑤日付が変わってから、外務省前抗議の写真を投稿しました。投稿はこちら

「さくらさんが外務省前抗議を批判している」と人づてに聞きました。しかし直接言ってこないので、何に文句があるのかよく分かりません。

外務省前抗議のあるべき姿について思いがあるのであれば、自分でやって結果を出して見せればいいのに。

【まとめ】

①外務省前抗議を批判している人たちは個別に意見を言っているだけなのでしょうか。それとも界隈で無視するモードに入っているのでしょうか。どちらでしょう?

私の感覚では、「界隈で無視するモード」に入っているように見えます。

②2024年の2月から3月にかけて、ガザ・ジェノサイドに抗議する人たちは「イスラエル武器産業へ産業ロボット輸出することをやめるようにファナックに要求する署名活動」に力を注いでいました。

イスラエルを世論で止めることを考えた場合に、力を集中させるポイントとしては、センスがない。


③BDSは長い目で見れば必須のアクションだとは思います。ボイコットで締め上げないと、イスラエルはパレスチナを認めようとしないでしょう。しかし、BDSは即効性は低いと思います。

④世論を動かして断固とした抗議行動に繋げることが大切だと思います。アメリカで学生が行動を起こし始めました。バイデンもネタニヤフも世論を無視することは出来ません。

⑤日本の世論を動かすことを考えた場合に、大まかには
 1:大衆へのアピール(駅前スタンディング/勉強会、など)
 2:政府への抗議(外務省前抗議/官邸前抗議/国会議員の説得)
 3:メディアへ偏向報道対策
といった活動があると思います。

外務省前抗議は「2:政府への抗議」としては一番効果的だと思います。

⑥日本政府はイスラエルのプロパガンダに加担しています。外務省前抗議には意味があります。抗議を大規模化してSNS経由で海外に拡散させれば「日本の世論も反応している」とアピールできます。活かす工夫を考えるべきです。

派閥争いに捉われるのは愚かです。そういうことに時間を費やせば、その間にガザでの被害が拡大します。

⑦「外務省前抗議を無視しましょう」というムードの形成に尽力した人達は、世論の立ち上がりが遅れたことについて、全く責任を感じていないでしょう。

同様に、外務省前抗議を無視する外務省職員も責任を感じていませんし、駅前スタンディングを無視する日本の大衆も責任を感じていません。

この国の産業競争力が凋落してゆく原因もこれです。無視文化/無責任文化が社会に定着してしまっています。会社に入ってから出会う人達って、こんなのばかりですよ。

【補足1:Isao Yamaguchi】

①「外務省前抗議の主催者を無視しましょう」ムードの熟成に努めたIsao Yamaguchiにこのnoteをぶつけてみましたが、返事は来ませんでした。投稿はこちら

【補足2:Johan百塔珈琲】

①クレイマー皆勤賞のJohan百塔珈琲にこのnoteをぶつけてみました。投稿はこちら

②引用リツイートで反論してきました。

「外務省前抗議が大規模化に失敗したのはあなたのせいでは?」と言ってきました。公開で批判しておきながら自分では手本を示さず、大規模化に失敗したら相手に責任を押し付けます。日本人らしい無責任ですね。投稿はこちら

③参加する気がないアクションに対して公開で批判したのであれば、それは足を引っ張ったということですよね。

④ついでに口の利き方についても注意してみました。「良いアクションにしたい」という思いで提案していたのであれば、DMで意見交換してきたでしょうね。この人は公開で批判だけ加えてきました。マウンティング目的だったのだと思います。若干上からモノを言っていますよね。

⑤Johanは大規模化の足を引っ張った責任を回避したいようです。抗議の大規模化が遅れたということは、その間の犠牲が拡大したということです。挑戦する人の足を引っ張る人や挑戦する人を無視する人は、責任を取らないのです。普通に考えて「相手にするべきではない」と判断できるハズですが、今の日本ではこの程度の良識が期待できません。この界隈で孤立したのはJohanではなくて私です。

⑥追撃です。

⑦おしまい。

【補足3:そら】

①日本中で行われている抗議活動のリストをTweetしてくれるアカウントです。外務省前抗議も始めの頃は告知リストに入れてもらっていました。投稿はこちら

②ところが2024年4月以降は告知リストに外務省前抗議を入れてくれなくなりました。投稿はこちら

③3月初旬にDMで「難癖3:差別的プラカード」の件でやり取りがあったのですが、これが原因だったのかも知れません。

④DMでこのnoteをぶつけてみました。

⑤DMでやり取りした結果、「2024年04月以降に告知リストから外務省前抗議を外した理由」として以下の①と②で合意しました。かなりどうでもいい理由だったと思います。

⑥そらさんはグズグズ言っていますが、気にする必要は無いと思います!

【補足4:カワウソ座】

①外務省前抗議への不参加を呼び掛けています。投稿はこちら

②「行くななんて言っていない」とグズグズ言っています。公然と「問題がある」と主張しているのだから、事実上「行くな」と呼び掛けているのと同等です。

参加者をどれだけ集められるかが、アクションの効果に影響します。理解していてこういうことするのですよね。投稿はこちら

③このnoteをぶつけて「君はどれだけロシアに抗議してきたの?」と質問してみましたが、返事は来ませんでした。

④今までロシアに対して抗議してこなかった人が「外務省前抗議の大規模化を阻害することになることは理解しているが、それでもなお、外務省前抗議者が投稿したロシア大使館前抗議の写真に写った主催者と違う人が持ったプラカードに差別的文言が含まれていたことは容認できない。」主張していることになります。やらない理由を探してきてはグズグズ言う人、居ますよね、

⑤在日ウクライナ人が「プーチン政権を支持してウクライナの被害をあざ笑う在日ロシア人もいる」と指摘しています。在日ロシア人全員がそうなわけではないでしょうけれど。この投稿はこちら

⑥全体的傾向としては、在日ロシア人の反戦活動は不活発ですし、日本人はこの問題に関与しなさすぎです(参考note)。

カワウソ座がこの問題に主体的に関与しようというのであれば話を聞きますが、どうなのでしょうね。

【補足5:ラファ侵攻開始時の反応】

①イスラエル軍がラファ侵攻を開始しました。外務省前抗議を批判した人物がX(Twitter)で無茶苦茶騒いでいます。批判しておきながら自分ではインパクトのあるアクションを起こせなかったのだから、それなりに反省事項はあるハズだと思いますが、そういう発想はないようです。投稿はこちら

②外務省前抗議を批判していた人です。外務省宛にTwitterデモをやっています。侵攻が始まってから外務省にTwitterで抗議するのではなく、手前の段階で外務省前抗議の大規模化に力を入れるべきですよね。投稿はこちら

③外務省前抗議を批判していた人です。外務省へのTwitterデモを呼び掛けています。投稿はこちら

④外務省前抗議を批判していた人です。外務省あてにTwitterデモをやっています。何をかいわんや。投稿はこちら

【補足6:防衛大学校卒業生、立つ】

①このnoteを見たパレスチナ支援関係者の防衛大学校卒業生が、外務省前まで文句を言いに来ました。しかし、何を文句言っているのか要領を得ません。

「要件を簡単に説明してくれ」とTwitter経由で依頼しましたが、返事は来ませんでした。投稿はこちら

②山山というアカウントから反応が来ました。「ジェノサイドに抗する防衛大学校卒業生の会」の中の人が運用するアカウントです。各地の抗議の場からright viewを排除するように呼び掛けています。それはグランド・ルール違反でしょう。投稿はこちら

③山山はおかしなことばかり主張しています。こちらで反論しました。

辿ってゆくと分かるのですが、山山は言いたいことを言いっぱなしにしてブロックして済ませてしまいました。いい加減な人ですね。

【補足7:原口昇平】

①「難癖1:差別的プラカード」が気になったようです。「協力できない」と宣言してきました。投稿はこちら

②この人の主張はウクライナ・ヘイトになるのでは?投稿はこちら

③何故どうでもいいことばかり言ってくるのでしょうね。こういうことをしている間に時間を無駄にしたのですが。。。こういう人たちは反省しないでしょうね。

④ブロックしてきました。

【補足8:東大駒場パレスチナ連帯キャンプ】

①東大のキャンプを訪問したのですが、翌週に出禁を通告してきました。

キャンプで平山貴盛(=山山=ジェノサイドに抗する防衛大学校卒業生の会)の檄文について語り合ったのですけどね。その場では特に文句を言っていなかったのですが。。。この問題についてはこちらを参照願います。

【補足9:上智大学 for Palestine】

①上智大学も外務省前抗議から距離を取りました。

「運営に関して提案するなら、責任持つ姿勢も見せろ」というのは、運営側からすれば当然の話なのですが。

無言で去ってゆく。。。こちらからすれば不気味でしかない。投稿はこちら

【補足10:再度、Johan百塔珈琲】

①場外乱闘が勃発しました。発端はこちら

②Johanが反応(こちら)。

③yukoさんの反論。この人は私のことを理解してくれているワケではないので、介入しづらいです。。。




【補足11:そら、再び】

①そらが投稿しているアクションリストからright viewを排除するそうです(こちら)。

②「DMを勝手に公開された」と文句を言っています。

③女性らしい論理性ですね。

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