見出し画像

話題の「絵墨 淡」を使いました

おはばんは、→☆です。
今日はシェアアトリエで最近話題の画材「絵墨 淡」を体験してみました。

(落書きですが)描いた絵はこちら二枚です。

絵墨淡のうち5色を使っています
※黒シャツだけ透明水彩の黒を使っています

最近のnote記事でもこの2人の絵は上げていますのでよかったらどうぞ。

絵墨とは、墨運堂さんが作っている墨と顔料を合わせて作られた固形水彩です。見た目は吉祥さんの顔彩とほぼ同じです。

今回使ったのは今年4月に発売されたばかりの「絵墨 淡」です。

過去に発売された「絵墨」「絵墨 明」と同じシリーズで、淡も墨を使われているのですが、過去2作とは違いちょっとくすみ系パステルカラーって感じの色です。
それまでの絵墨って結構黒くて渋い色だったんです、正直私は明るい感じの色使いなので使いづらかったのですが、今回の淡はすんなりと使えて可愛く仕上がりました。
このくらいの色合いならほとんどの方が使いやすいのでは?

まあ、使いやすい色味になったことで、あのシックで尖った感じの絵墨とはちょっと違うものにはなっていると思うので一長一短ですね。
でも私は淡のくすみ系パステルカラー、好きです。これなら塗りやすいし手持ちの絵の具と合わせやすい。

使ってみた感じとしては、顔料の密度が濃くて不透明だなと思いました。これは吉祥さんの顔彩に似てるというか、顔彩と相性はめちゃくちゃ良さそうだな。隠蔽力は強いです。
今回は水筆を使って塗ったのですが、濡れた筆先で一筆二筆ちょちょっと取っただけでめっちゃ濃いです。ちょっ、と一回ささっと絵の具を取る感じでちょうどいいかも。顔料は書かれてないのですがPW6系の顔料使われてんのかなって印象です。

6色の各印象は、左から順に

くすみ桜色(色白肌にめちゃ合う)、辛子色(私個人としてはちょっと使いにくい色味だけどアクセントにはいいかも)、竹色(渋い……落ち着いていてしっとりさせたい画面とかに)、ターコイズ(めっちゃ好きな色味、めちゃめちゃ使いやすいし色も綺麗)、くすみラベンダー(これも使いやすい、あまり青々させたくない時に)、淡め小豆色(これだけ公式名だけど他に形容し難い。肌の影や目の影に使える)

上の二枚の絵、辛子色である黄柚子淡以外を使っています。そのくらい黄色使いづらい色味でしたね……。でも個人的な話です。私はニューガンボージとかその辺の明るめ黄色が好きなだけですので。

淡、と銘打ってるだけあって、パステルカラーチックな色味は得意なのですが、黒髪とか黒シャツなど暗い色味は素直に絵墨使った方が良さげです。頑張って黒を作ろうとしたのですが微妙な灰色(でもこれも結構よかった)しか作れませんでした。

あとは定着力が気になったかな、今回使った紙はウォーターフォードホワイトなんですが、それでも薄くリフトできました。ちょっと定着弱いんかなー。まああんまり気にするほどではないです。

水彩絵の具にはパステルカラーはあるんですが、絵墨淡のくすみ系パステルカラーは珍しいし可愛いので個人的に購入して使っていきたいなと思う色でした。隠蔽力も強いのでちょっとした厚塗りでアクセントに使えそうです。あとは色味を落ち着かせたい時とかに良さそう。

ただまあ、絵の具チューブで出してほしい気持ち強いですね……。パレットで管理したい。
墨運堂さん、お願いします。

今日はこんな感じで。
また画材レビューは今後していきたいですね。愛用してる画材紹介とか。

ではー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?