左利きの日常と癖
「視点面白いね」「よくそうやって考えられるね」ってたまに褒めてもらえる。
その根本要因を考えた時、自分の左利きが要因なんじゃないかと思った話。
左利きの人間の日常については杉原学さんという方がとても分かりやすく書いていらっしゃった。
分かる分かるw
んでもって日常描写からご自身の考察と結論付けがめちゃ好き。
左利きだった自分に対して幼少期に親は右利きに直そうとしたそうな。
記憶がないぐらい小さい頃だったので覚えてない。
そもそも直すって何だよって今だったら思う。
ただ左利きだったから観察力がついた。とも思ってる。
手を動かす動作全てにおいて、教えてもらう時は「右利きのやり方」。
だから全てを「左利きのやり方」に脳内変換しなきゃいけない。
教えてもらえないから。
そういう環境にあって、動きをよく観察する癖はついた。
しかも自分の場合、ペンと箸は左、投げるのと蹴るのは右、という状態。
これは幼少期の模倣段階での覚え方に起因してる気がしてる。
幼稚園児が「それどうやってるの?やり方教えて」とは言わない。言ってきたら怖い。
教える&教えられ(て覚え)る、というのはもう少しレベルが高いこと。
要するに3~5歳あたりの動きは見て覚えたもの。
当然周りには右利きがほとんどの状態だから蹴り方や投げ方は右。
ちょっと脱線しちゃったけど、自分の場合は左利きと右利きが同居してるってこと。
決して両利きではない。細かい精密な動作は左、大きく力の要る動作は右、と役割分担があるだけ。
右で箸は持てないし、字を書くとプルプルする。
左で投げたり蹴っても力が入らない。
これは左利きに結構あるあるだと思ってる。
でもだから初めましての事は自分でもやってみないと分からない状態になる。
それらの環境が「どうやってるんだ」「なんでそうなるんだ」「なんでできる(できない)んだ」の自問をする癖につながった。
逆に生きていくために理解するということが不可欠。
この癖が動作という身体運動に限らず、考え方や構造理解に拡がった。
余談ですが、兄弟や従兄弟を見回しても左利きは自分だけ。
結構嫌だった。けどこうやって振り返るとアリかぁと思えた。
最後までお付き合い感謝!
今日も素敵な一日を。