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「作るもの」と「創られるもの」 [11]


11.隣人たちへの改善策を考えたキリストの弟子たち


キリストの弟子たちが作り出した改善策・プランは、五つのパンと二匹の魚の物語でも起こりました。

マタイ14:15-21
夕方になったので、弟子たちはイエスのところに来て言った。「ここは人里離れたところですし、時刻ももう遅くなっています。村に行って自分たちで食べ物を買うことができるように、群衆を解散させてください。」
しかし、イエスは言われた。「彼らが行く必要はありません。あなたがたがあの人たちに食べる物をあげなさい。」
弟子たちは言った。「ここには五つのパンと二匹の魚しかありません。」
するとイエスは「それを、ここに持って来なさい」と言われた。
そして、群衆に草の上に座るように命じられた。それからイエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて神をほめたたえ、パンを裂いて弟子たちにお与えになったので、弟子たちは群衆に配った。人々はみな、食べて満腹した。そして余ったパン切れを集めると、十二のかごがいっぱいになった。食べた者は、女と子どもを除いて男五千人ほどであった。

この状況下でキリストの弟子たちが、集まった群衆たちのことを思い、先のことを考え、作ったプランは合理的で、群衆たちを解散させるものでした。

しかしこのケースでも、既に語られている神の言葉がありました。

詩篇104:27-28
彼らはみなあなたを待ち望んでいます。あなたが時にかなって食物をお与えになるのを。
あなたがお与えになると彼らは集めあなたが御手を開かれると彼らは良いもので満ち足ります。

詩篇132:15
わたしは豊かにシオンの食物を祝福しその貧しい者をパンで満ち足らせる。

詩篇 78:23-25
神は上の雲に命じて天の戸を開き、彼らの上に食べ物としてマナを降らせ天の穀物を彼らに与えられた。
それで人々は御使いのパンを食べた。神は満ちたりるほど食物を送られた。

イエスはこれらの神の言葉を信じていたので、群衆を解散させることなく、わずかなパンと魚を感謝して受け取り、父なる神に祈りをささげました。

そして、弟子たちに新たな奉仕をさせ、人々は皆満腹し、パンはそれ以上に満ち、神の栄光を見たのでした。

人が作り出す合理的なプランと、神が創り出す神の言葉に基づくプランでは、その結果も大きな違いが生まれることになります。

今日の教会においても、このいずれかが行われているのではないでしょうか。

ローマ 12:2
この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。


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