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大学院入試のお話(3)

とうとう院試本番前後の話をする時になりました。
さっそく院試前日の話からいきましょう。


1. 院試前日

 関西から関東まで移動しなくてはならなかったので、前日の夕方ごろ新幹線に乗って関東に行き、夜は大学の最寄駅にあるホテルで過ごしました。
 朝は大学に行って、お世話になった先生(4名ほど)に挨拶をしてから向かうことにしました。皆さんが応援と激励のメッセージをくれたので、あとはもう自信を持って向かおうと思いましたが、やはり不安な感情はなかなか拭えませんでした。
 結局、勉強することが1番不安を解消してくれるので、移動中やホテルでの暇な時間は本を読んだり、高校時代に使用していた英単語を復習したりしました。飽きてきたりしたら、横になって瞑想していました。
 23時くらいになったら、明日の準備を始めました。服装はスーツなので、変な折り目がつかないようにカバンの外に出しておき、他の持ち物も1つの場所に置いておき、飛び起きてもすぐしまっていけるようにまとめておきました。

2. 院試当日(試験開始前)

 目が覚めると、院試当日になっていました。(当たり前ですが…)
 ホテルで用意された朝食をとって、スーツも着て、時間に余裕をもって出発しました。
 予定通りの電車とバスに乗って、集合時間の10分前(試験開始1時間10分前)くらいに着いて、案内された席に着席しました。
 実は、出願をめぐって1度大学からメールが来ていて、どうやらe-learningで認定された単位に関する書類が不足していたので、対応はしたものの本当にそれで出願が完了しているか不安もあったので、きちんと席があった時には少し安心しました。
 お手洗いなどを済ませて、空いた時間は前日ホテルでしていたような勉強の続きをして、試験開始を待ちました。

3. 院試当日(試験開始後)

 試験が終わったら、疲れていることを想定して、どこにも遊びに行ったりせずにすぐに新幹線に乗って帰りました。
 試験の実施内容は想定していた通りでしたが、筆記試験の内容が個人的に想定外で、過去問では見たことがないものでした。過去問では生成文法(統語論)、第二言語習得、意味論に関する文献からの出題は多かったのですが、まさかの認知言語学(もっと細かくいうと構文文法)の文献からの出題で、院に入ってから研究しようとしているものでもなく、あまり自分で進んでそれに関する書籍を読んできたわけでもなかったので、少し焦りました。
 しかし、3年生の後期で受けていた「認知構文論」という授業で学んだ知識をフルに思い出して、なんとか記述をやりきることができました。本当にその授業をとっていて良かったし、意外なものが意外な場面で役立つこともあるので、やはり日頃からあまり重要じゃないと感じるものも頑張って取り組むことが大切なんだなと思いました。
 面接試験に関しては、入室したら7人ほどの先生がこちらを向いて座っていて少しびっくりしましたが、問いに対しても自分の答えを述べることができたかなと思います。聞かれた内容は以下の通りでした。

  1. 志望理由

  2. 試験の出来とどんな内容だったか

  3. 今やってる研究の簡単な説明

  4. 研究計画の簡単な説明
    →いろんな先生からの質問に答える

  5. 合格したら一人暮らしするのか

  6. 学費等の金銭面は大丈夫か

  7. 修了後のキャリアプランは

筆記も面接も、少し不十分な点もあったかもしれませんが、今できるベストを尽くすことはできたし、これでもし落ちていたとしたら、他の受験生がすごい!と納得できるかなと思いながら、帰路につきました。新幹線では疲れて寝ていたので、あまり記憶はありません。笑

では、短いですが今回はこの辺で。
次回は試験結果の発表と、今後についてお話しします。

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