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栄路線で赤字が目立つので、新タイプループバスについて考えてみた。

今月1日の中日新聞市民版に「高速1廃止検討」の記事。しかし、なぜ高速1が減衰化したかについての議論が交通局側で真摯に議論されていないのでは?という疑念も持っている。

こちらで述べたが、その理由としてあげられるのは「栄→名駅」へのシフトも原因としてあげられるのではないか(他市町村から他社線駅→栄に向かうにも運賃がかかることも費用的には負担)?

まるはち交通センターさん(@maruhachi_kotsu)が調べた独自資料のなかでも、令和2年度の営業係数及び営業収支が公表されており(名古屋市交通局発表のものを参考に編集されている)、令和1年度と比較しても「コロナ禍」の影響をもろに受けている

ただ、一方で過去の営業収支の流れから極端に減衰しているのは一部を除く栄系統の収支の悪さで、ここ数年は「収入減・赤字化」の傾向にある。金山から栄や大須方面にアクセスできる栄21はともかく、他は多少の差はあれど減少傾向にあることはわかる(一部抜粋)。

幹栄1 (H28)54→(H29)22→(H30)8.2→(R1)-2.7→(R2)-62.6

栄21(H28)20→(H29)24.3→(H30)33→(R1)9→(R2)-59.8

栄24(H28)40→(H29)28.9→(H30)24.6→(R1)19.3→(R2)-34.8

栄11(H28)-38.8→(H29)-56.4→(H30)-71.4→(R1)-80.5→(R2)-128.6

栄18(H28)-59→(H29)-66.3→(H30)-72.2→(R1)-95.4→(R2)-123.3

無論、路線の需要&供給による調整は必要ではあるのだろうが、それだけで問題が解決されるのであろうか?街の問題の根本の部分を見つめ直して、それに合わせたバス路線も整備・改善するべきでは?

あっさ

名古屋駅付近は崩れてはいるものの、比較的放射状に道が走っているのに対して。栄周辺は旧城下町ということもあり碁盤の目に近い形になっている。

名古屋駅は駅周辺である程度まとまっており、しかも鉄道やバス路線のあるささしまライブへもほぼ直線状に向かえば行けるようなシンプルな構造な一方、栄エリアは碁盤の目状なために広がりがある一方散乱とした印象もあるので目的地へ向かうのに少し手間どうことも。エリアに至っては栄からの市バス路線も少なかったりなかったりする場合も。

あっく

一方、栄より北及び東側は国道19号や41号など広い道が走っているが、道が広いことがかえってその間の区画内の移動を妨げているのではないか?という疑問(しかも大通り沿いに走るバス路線は幹栄1を除いて各系統がせいぜい1時間に1〜2本程度)。国道19号含む桜通下には地下鉄桜通線は走っているものの、栄までとなると距離としてはあまりに中途半端。また、道の広さは「鉄道やバス」を利用することより「自家用車」を選択する要因にも。

間合い運用で「都心ループ」を設定する案

そこで、朝夕の出勤帰宅時の間や休日時の間合い運用的にC758とは別タイプの「都心ループ」を設定する案を考えてみた。

新タイプループバス1

新タイプループバス2

新タイプループバス3

新タイプループバス4

新タイプループバス5



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