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今回「変更」の疑問とルールの矛盾

今回の「変更の」詳しい内容は名古屋市交通局HPに記載があります。

系統変更

時刻表


むむ??

今回の「変更」はあまりによくわからないことが多い。

(1)なぜ神宮東門系統の個々の路線の対応がここまで異なるのか。

(2)なぜ曽根11と千種13は完全な「バーター」じゃないのか

特に(1)は「幹線系統」だけ「熱田区役所」起終点他の神宮系統や金山19の大半は神宮東門発着、南巡回がらみは神宮東門すら経由しない。

あまりに謎である。

そして、「鉄道に並行する路線」のうち「神宮15」だけはほぼノーダメージ。何かを疑わざるを得ないのでは?

栄系統も栄11や栄20も全く影響なし(栄18は微減)高速1より赤字幅が大きいのにも拘らずである。

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営業収支(まるはち交通局様編集。交通局資料)より。青枠はコロナ禍で急落した路線。オレンジ枠は高速1と同水準の赤字路線。枠で囲っているのは栄系統のみ。C758もコロナ禍で急落した路線だが比較対象外。


いづれ大規模再編が?

これらから考えると、やはり今回の「変更」はあまりに不公平感が強く、名古屋市交通局の「独りよがり感」が先行した形の「変更」でしかない。今後他社がこのエリアに「高速バス」を新設する動きがあるかは不明である。

しかし、今回の件は一部地域にとってはあまりに名古屋市交通局の身勝手な「不意打ち」であったが故に根深い「怒り」「恨み」の声や「復活」を求める声が出てくるだろうし、「そこまでいうのであればなぜ大規模再編しない??」という強い声が出てきそうな感じ。

本来なら、少なくとも周知させる上で「高速1」廃止は大規模再編の中で行われるべきであり、今回の小規模程度の改変で行うべきではない。そういう意味では「不意打ち」であり、誠意もなく卑怯な行為と言われても仕方がない。また「あのエリアはまだあるのになぜうちは廃止」という強い怨みの声が出るのを避けるためにも本来大規模再編の中で行うべきだった。

少なくとも名古屋市交通局は「高速1」系統の廃止によって桶狭間エリアの住民の移動行動がどう変化したかを定期的にきちっとアンケートをとって分析する責務はあるのではないのか。

ただ、今回の廃止によって移動方法や目的箇所の変更が生じてくるのは避けられないと思う。

また今回生じた不公平感をかわすためにもいづれ大規模再編をしなくてはならなくなるのでは?とも思える。

交通局側は名鉄に「圧力」かけてるつもりでも、住民側が「イオン」で足止めしちゃいそうだから逆に交通局側が「圧力」かけられそう。

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