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今だから市バスの再編について考える(1)

来年初頭の駅名名称変更を行う名古屋市交通局。バス路線のダイヤの見直しも行われるが、予想以上のものではなかったようにも思える。

そこで、今回は「今だから市バスの再編について考える」と称して、名古屋市交通局の路線設定に関する問題や、特定エリアにおける再編案及びダイヤ上の問題解決について述べたいと思う。

まず、路線上の問題で気になったのが

地下鉄や他路線に並行するバス路線が多い

無論、その中には需要の多い路線があるのでそれが悪いわけではないが、中には神宮15のようにかなり並行しているのに朝夕の需要はそこまででも、というケースが中には存在する。無論そのまま廃止したら困るという意見もあるが、朝夕のダイヤを見直して昼間に振り分けるという割り切りもありな気もする。
また、そのような路線に限って長距離路線になりがちである。
また、逆方面にも需要がありながらも遠方で早朝から回送まがいの出入庫運転もあったりする。

混成運用やイレギュラー運用は躊躇しない

そこで、ラッシュ時には「終点近隣の他営業所」と担当の混成を組むのも一手のように思える。さらに

直営と業務委託先の垣根を越えた混成も行う

特に、某委託先の営業所同士で混成を組むケースは見かけるが、直営営業所との混成は近隣ならともかく遠方の営業所では見かけない。
無論、名古屋の基幹バスも東郊線と出来町線では乗降システムも違うし、走行方法も違うから、それで混乱する可能性があるかもしれないが、その場合は行き先や系統版だけではなく、「基幹バス」を示すプレートも工夫が必要のように思う。

時にはイレギュラーな運用も検討すべき

系統の中には「行って帰る」みたいな運用もあるが、行きは利用者が多いのに帰りは全く利用されない路線もある。
そのような路線は折り返しを中途で止めるとか別路線の復路の需要が多い路線に運用変更(回送が必要な場合は当該地へ回送)するのも手ではないか?
また、今回の「上・西」系統のような「名目的には出入庫と謳っていながら正確には直接的には特に関係ないものの、需要が考慮されるために従来系統とは別に設定した路線」についても今後は考える必要があるのではないかと思う。

それでは、これを踏まえた路線案について語ろうと思う。
(続く)


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