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臨時設定から現状のダイヤの問題について考える

久しぶりの問題提起の項となります。最後までお読みいただけると幸いです。

現状の名古屋本線東部区間の昼間ダイヤ

現状は名古屋本線東部エリアのダイヤは平日休日とも統一されており、次の通り(30分あたり。現実は1時間単位で考えると✖️2)。

名古屋方面〜豊橋間 快速特急(以後「快特」と略)1往復
名古屋方面〜豊橋間 特急1往復
名古屋方面〜豊橋間 急行1往復
名古屋方面〜吉良吉田間 急行1往復
名古屋方面〜豊明間 準急1往復
名古屋方面〜東岡崎間 普通2往復
東岡崎〜伊奈間 普通1往復

他に「名古屋方面(一宮)〜豊川稲荷(以後「豊川」と略)・国府間 急行1往復」が存在するが、時間帯が限定され、午前11時前〜午後3時前あたりは運転されておらず、その前後でも一方向では運転されているが逆は運転されていないケースもあったりする。

豊橋発着の急行は一宮まで、西尾線吉良吉田発着の急行(以後「西尾線急行」と略)は津島線へ(平日の夕方は下り神宮前/上り名古屋以西は準急であることがあるが、平日の昼間や休日帯の多くは神宮前/上り名古屋以西は普通)。豊橋発着の特急は下りは岐阜行きで上りは新鵜沼発。逆に豊橋発着の快特は下りは新鵜沼行きで上りは岐阜発。
急行は上りが豊橋豊川行きともに鳴海で、下りが豊橋発は前後で快特、豊川発(もしくは一部準急)は堀田で特急を待避。

東岡崎発着は岩倉発着と犬山発着が30分あたり1往復づつ当てられている。岩倉行きが新安城で急行・快特、前後で特急(および豊川発急行)、鳴海で西尾線急行、本笠寺で急行・快特の待避。犬山行きが新安城で特急、豊明で西尾線急行・急行・快特、鳴海で豊川急行もしくは準急・快特の待避。
逆に岩倉発が本笠寺で特急(および豊川発急行)、鳴海で準急(昼の一部のみ)、前後で急行・快特、豊明で西尾線急行、新安城で特急(および豊川行き急行)の待避。犬山発が本笠寺で急行・快特、鳴海で西尾線急行、前後で特急(および豊川行き急行)、新安城で急行・快特の待避。

このようになっている。

このダイヤの致命的な欠陥

さて、このダイヤは改正前までは名古屋方面〜豊明間の準急は昼間では運転されておらず、代わりに土休日に一宮〜豊川・国府の急行が設定されていたため、平日時の鳴海〜豊明間から名古屋方面への速達性の度合いに対する不均等の問題がなされた経緯がある。故に今回の改正で均等化されたが、他方でイベント時の対応や改正直後にオープンしたイオンモール豊川への輸送の件で不十分では?という意見もある。

具体的には

土日の東岡崎界隈→中京競馬場前(JRA開催及び場外)
有松絞り祭りの知立・岡崎方面への帰宅輸送
イオンモール豊川への輸送

イオンモール豊川対応の臨時

豊川線では昼間帯の一部は本来毎時4往復の設定だったが2年前の10月末の改正で2往復に減便となった。イオンモール豊川への臨時ダイヤとして、GWまで毎時4往復に増便復活となった(GW前に5月末までの増便期間延長の発表が→ただし土休日のみ)。
ただ、臨時列車の普通よりも直通列車の方が利用状況がいい。というより、国府での乗り継ぎが使いづらさを感じさせるのかもしれない。

中京競馬場の臨時

中京競馬場の臨時停車は2020年春あたりまではG1時の快特・特急も含めてなされたものの、コロナウイルスによる外出自粛要請などの影響もあり、年末時には臨時停車が取り止めることとなった。
その後
2021年(5月改正後)→豊川発着急行のみ
2022年→全急行停車
2023年(改正後)→高松宮杯で16時台〜17時半の特急停車(他は朝9時〜夜6時の一部までの急行)/場外時は15時〜17時の急行停車

2023年の改正後一部の豊川発着の急行が豊明発着の準急に置き換えたため、しかも豊明「行き」の準急は神宮前で各方面の特急からの接続が考慮されているため、場外時は来場時に関しては特に臨時停車の必要性がないと判断されたものと思われる。

有松絞り祭り時の臨時停車

有松絞り祭りは2019年まで開催されていたが、コロナウイルスによる外出自粛要請などの影響もあり、2020年と2021年の開催は中止となった。
2022年から復活している。

開催時は午前9時から午後4時までの間の急行の臨時停車を行なっている。
ただし、今年のダイヤ改正で豊川・国府発着の急行が一部削減されたため、このままだと一部の時間帯で岡崎方面への帰宅時に相当の混雑が発生するのでは推測している。

改良案は?

一つは最低限ではあるが金山発10時台の豊川急復活。および国府発10時台名古屋着11時台の豊川発の急行の復活(準急の置き換え)である。そして、豊川行きは金山発10時台まで東岡崎から準急に、豊川発の増発急行は有松だけではなく中京競馬場前にも臨時停車させる、というものだ。そして平日時を含めた豊川発急行を置き換えた豊明発の準急共々鳴海で特急を待避し本笠寺で先行の普通を追い越すダイヤに変更するものだ。時刻で言うと鳴海発午前10時から午後3時ごろにあたる。これにより、豊川発の急行を置き換えた準急も豊明を2分遅く発車可能となり、前後で普通を待避させることで富士松や一ツ木の利用者をもカバーできる点

これにより、豊明で余剰編成が4両×2編成生じるため、返却させるために16時台に2本の回送列車を設定するが、中央競馬の重賞レース開催時や有松絞り祭り時に臨時列車(全一特級や急行)として設定させる。さらに有松絞り祭り時には別に4両×2編成を用意して豊川急行スジに鳴海→東岡崎の急行を12時台あたりから2本臨時列車として追加させる、ってものだ。

豊川急のスジは鳴海に16/46分→東岡崎に39/09分なのでかかる時間は23分。折り返しを回送とすれば状況次第では2編成で十分だが、万が一のことを考えると2編成追加も考慮した方がいいと考えてこのようにした。

余談

上りの平日昼間に前後駅で(豊川急行は走らないが)「特急」を退避する普通の件について。もう少し退避時間を少なくした方がいいのでは?と感じたのは私だけだろうか?


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