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手荒れを予防する生活習慣。ハンドクリーム以外にできることも。

こんにちは。坂下莉咲( @risa_sakashita )です。ネイリスト歴13年目程になりました。今まで様々な手肌を見てきて、ひとりひとりの生活にあったお手入れをアドバイスさせていただいています。

最近は肌の乾燥が落ち着いてくることもありますが、同時に花粉による肌荒れが始まる方もいます。

鏡がなくても、いつでも自分の目にはいる「手」は、しっとり潤い、なめらかであることで気分も上がりますね。

爪肌の専門家として、今からできる予防策をお伝えしていきます。


手荒れの原因は?

手は顔と違い、様々な刺激を受ける機会が多くあります。保湿することももちろん大事なのですが、まずは「刺激を受ける回数を減らす」ということから考えてみましょう。

水分

肌は水に濡れることでもろくなり、乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなります。主に顔を洗うのは朝晩の2回に対して、手は料理前(最中も)食事前、お手洗い後、帰宅後、なんか汚れたら、など1日10回以上水に触れることになります。

ただ、こちらは感染対策も含め減らすことはなかなか難しいので、「水に濡れたら保湿する」を徹底しましょう。

消毒液

ほとんどの方に消毒する習慣がついてきていると思います。エタノールなど手指を消毒できるものはまず「水分」であることが多いですね。上と同じように、肌はもろくなります。揮発性も高いので一瞬で水分が奪われます。

さらに、ウイルスなどを除去するということは、肌で潤い成分などを作っている皮膚常在菌にも影響します。そこにある菌が害のあるウイルスなのか皮膚に大事な常在菌なのか消毒液が判断することはできません。

厚生労働省によりウイルスの残存は
流水で15秒→1/100
ハンドソープで10秒&流水で15秒→1/10000
と報告されていますので、あまりにもひどい汚れのときは消毒液を使い、それ以外は流水のみやハンドソープの使用など、汚れの度合に合わせて洗浄方法を選んでみてください。

手洗いの時間・回数による効果

紫外線

手に年齢があらわれるとはよく言いますが、保湿だけでなく紫外線対策をしているかは5年後、10年後に大きな差となってあらわれます。

顔は1年中紫外線対策をされている方が増えましたが、手の甲などはまだまだ日焼け止めを塗り忘れやすいパーツです。

特に自転車に乗っているときや車を運転しているときなどは手の甲にまっすぐ紫外線が降り注ぎます。

手袋を活用するのも良し、ハンドクリームをUVカット効果のあるものにするのも良し、顔に日焼け止めを塗ったついでに首や手の甲に塗るのも良しです。

手のシワ、シミ、くすみ、血管の目立ちなどに遅いことはありません。今の手を10年後、20年後とキープできるのは毎日の小さな積み重ねです。

摩擦

肌はこするとその分かたくなります。スマホが普及してから指先のサイドが固くなりやすくなった方が多い印象です。

ペンだこや眼鏡の鼻あての部分が固くなりやすいのは日常的に摩擦が起きているからです。それらは1日、2日ではわかりませんが日々積み重ねると「固くなる」に繋がります。

ハンドクリームを塗るときは両手を合わせてゴシゴシする所謂「ハエ塗り」はせず、手の甲にクリームを出して甲同士で優しく伸ばし、最後は手を包むように「スライドではなく垂直に」押し込むイメージで塗りましょう。

スギ花粉で肌荒れ

花粉症であるかないかは関係なく、スギ花粉の抗原タンパク質が肌のバリア機能を低下させ、肌荒れを引き起こすということが資生堂さんの研究でわかりました。

資生堂、世界初 スギ花粉による肌荒れの新たなメカニズムを解明

「花粉を肌につけない」ということが大事なので、花粉が多い時期は、しっとり感の強いハンドクリームは避けて、サラッと仕上がるものを選ぶと良いでしょう。

生活習慣でできる手荒れ予防

ハンドクリーム

はじめから何度も書いて申し訳ないのですが、やはり家事をする手、仕事をする手は潤いを奪われる回数が多い分、ハンドクリームを塗ることは避けることができません。

ハンドクリームは手が水や消毒液に触れるたびに塗ることが望ましいです。そのためには部屋の色々な所にハンドクリームを置いておくのもこまめに塗るポイントです。流しにポンプタイプのハンドクリームを置いておくのも使いやすくておすすめです。

手を洗ってから時間が経ってしまい、ハンドクリームが馴染みにくいときは、一旦化粧水などで肌を緩めてからつけると馴染みやすくなります。面倒な方はクリームより水分の多い乳液タイプのものを使用するのもアリです。

家事や育児の合間にハンドクリームを塗っても、すぐ水を使うから意味がない?とよく聞かれますが、何も塗らずに肌の潤いが流失してしまうより、保湿してからのほうが流失が少なくすみます。もともとある潤いをなるべくながさない方が肌にとってメリットがあると考えるので、洗い物の前でもハンドクリームを塗る派です。

ゴム手袋

そもそも洗い物をするときはゴム手袋を必ずします。特に寒い時期はお湯を使い、食器用洗剤と相まって、乾燥がすすみます。

食器用洗剤はフライパンの油汚れがキュキュっとなるくらいの洗浄力を持っているので、手の油分なんて簡単にもっていかれてしまいます。食器用洗剤はフライパンの油汚れも手の油分も見分けがつかないので全てキュキュっとさせてしまいます。

洗い物が大量にあるときはゴム手袋の中が蒸れてしまうことがあります。蒸れ=水分なので、肌がもろくなり乾燥しやすくなります。そんなときはゴム手袋の中に綿の手袋を挟むと蒸れにくい環境になり手荒れ予防へと繋がります。

家電に頼る

食器洗いは食洗機へ、洗濯は乾燥機付きになど、水に触れる機会を減らすという手もあります。

濡れた洗濯物を触っても、肌が濡れることになるので、もろくなり乾燥しやすく刺激を受けやすくなります。

お風呂上がりの保湿

お風呂上がり、顔の保湿はすぐにする方が多いと思います。

お風呂場ではシャンプー、ボディーソープ、シャワーや湯船に浸かる(水に触れる)など肌の潤いが流出しまくりです。

特にシャンプーは頭皮の汚れをしっかり落とすために少し洗浄力が強かったりするものもあります。(アミノ酸系界面活性剤のシャンプーなどマイルドな洗浄力のものもあります)

手で頭を洗っている方は手の油分まで流されてしまっていることもあるので、お風呂上がりは顔だけでなく手も一緒に保湿しましょう。(スカルプブラシもおすすめです)

おすすめのハンドクリーム

今まで散々ハンドクリームの話をしてきましたが、結局何を塗ればいいの?ということでおすすめのハンドクリームを1つご紹介します。

モンモリロナイトと果実と花のハンドクリーム〈ハンドクリーム〉70g

・水に濡れてもベタつかないから家事の合間にもOK
・保湿直後に消毒してもヌルつかないから仕事中もOK
・サラサラな使用感で花粉がつきにくい
・スマホやパソコンが指紋でベタベタしない
・無香料で場所を選ばない
・ジェンダーレスに使いやすい

水、モンモリロナイト、BG、グリセリン…など興味深い成分構成で塗ってすぐサラを実感できます。

配合成分:水、モンモリロナイト、BG、グリセリン、スクワラン、オリーブ果実油、シア脂、ヒアルロン酸Na、変性コーンスターチ、PCA-Na、ユズ果実エキス、カミツレ花エキス、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール、クエン酸

https://kurumu.shop-pro.jp/?pid=146588050


いかがでしたでしょうか?
日々の積み重ねで、手荒れを予防して、いつまでもつるすべ肌を目指していきましょう♡


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坂下 莉咲|美容に詳しいネイリスト
肌悩み解決のきっかけになれたら嬉しいです😊