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なぜ毎日漫画を描いてるのか
こんにちは。今年に入ってから200話くらい描いてます。こんな自分が不思議です。文章はヘタですが備忘録として書いてみます。
まず僕の行動原理は面白いかどうかです。
僕は常に面白い事だけを探してきました。そこでVRCというゲームに出会うわけですが、僕はネットゲームなどもした事ない人間だったので「これがネトゲの文化なのかな?」程度で終わってました。多分、驚いてるのは自分だけだろうと思ってましたし、まぁそれは今でも思ってますが。
それで描いたのはこれ。
初心者です。先日、不思議な気持ちにさせられたこと。可愛がられて(意味深)嬉しかった。このままだと心まで幼女になってしまうぞ!?(ニチャア・・・)#VRChat pic.twitter.com/cnpvJZEH8Q
— リーチャ隊長 (@rietzscha) July 11, 2018
初々しい感情です。いや今でも思います。可愛いと言われるたびに思ってます。でも全くの知見の無い状態からこの感情を描きとめようとしたという事実が、一般の人がVRCに来て初期に感じる感情という事なのではないでしょうか。脱線しました。とりあえずこの頃は反応もらえて嬉しいけど、まぁバーチャル体験って感じかな!と軽いノリでした。
ところが、それからというもの、このバーチャル空間上で面白い事が沢山起こるんです。そのたびに僕は驚いて、周囲の人は笑ってくれるのです。人間嫌いだった僕が、人間ってもしかして面白いのか?となっていくわけです。人と繋がる楽しさ、これは僕の人生でこれまで経験した事の無い新鮮なものでした。そして僕が、それに耐えうるだけの能力がある事も分かってきました。
ハナシは僕の過去へ飛ぶのですが、僕は昔から創作をしていました。人は嫌いでしたが、人に評価されるのは好きでした。東方という創作場において、独りもくもくと絵を描いて話を作って動画にしてました。自分の作品が積みあがっていく快感は素晴らしい。それがリーチャを表すものになり、僕がわざわざ口にしなくても僕の思ってることが伝わるのは楽でした。ネットに上げればずっと残るので、未来になっても僕の糧になってくれるだろうと思ってました。それはVRCで証明されたわけですが。
VRCで日々の面白い事は大体スクショでアップされてたのですが、僕は人の感情の機微が面白いと思ってたのでスクショだと伝わりにくかった。なので動画を撮りました。それがこれ。
ですが僕が思ってるほど動画もそんなに見てもらえません。なんとかこの面白い人達を見てもらえないだろうか。世の中にはこんなに面白い事があるんだぞ~と思って辿り着いた、そういえばメッチャ伸びてた漫画。漫画!
でもVRCというバエる画面があるのに漫画?前時代的では?VRCでは若きクリエイターたちが次々と新しい事をしていくのに漫画でいいのか?それは思いました。モデル作りのスキルを上げていった方が…何か組織に入って…とかいろいろ考えました。でも、俺が感じ取った面白い事、これを的確に伝える術は、これまでの経験が積まれている漫画において他になかった。行動は早い方が良い。超技術を身につけるより先に伝えたい事がある。面白い人達を観ろ。そして描き始めました。
VRChat体験記3つ目。遠い昔の出来事に思えるが描いてなかったので。#VRChat#VRC pic.twitter.com/aHUrwCRl4w
— リーチャ隊長 (@rietzscha) January 9, 2019
VRChat体験記。なんと安直な名前。でも時間が無かった!デスクトップ勢だけど面白い事には変わりなかった。関係ない!ここから僕は、徐々に漫画を描いていく。フレンドからの反応も上々で有頂天だった。行ける。なんせ俺には過去の積み重ねがある。勝てる!俺に人間の面白さを教えてくれた人たちに恩返し出来る!
色々やってると有名な人にも会えるようになって、色んな話が聞けるし、それが苦じゃない。今まで俺は何やってたんだ。漫画を描くと喜ばれる。俺はなんと記憶力が良かった。ピンポイントで面白い会話を覚えているのだ。さすが面白い事だけを探求してきた甲斐があった。色んな人に会うから絵を描くのも飽きない。スピードは昔から早かった。行ける。これは俺に向いていると思った。この頃、失っていた自信が徐々に戻って来ていた。
【VRChat体験記番外編5】100話到達記念編
— リーチャ隊長 (@rietzscha) May 15, 2019
100話突破!!オ~レ~!(オーレンジャーでは無い)この漫画はVRChatならではの出来事、及びボクがVRになってからはVRならではの事、そして何よりVRCに生息する面白い人達で構成されている作品です!何人紹介したか分からんな!#VRChat#VRC#VRチャット pic.twitter.com/zKYMWlSep7
100話。みんながビックリするような事を好むリーチャにとって一つのゴールだった。そしてこの頃、俺は思うようになった。この漫画、人物名鑑だよね?と。
目的は、面白かった事を分かりやすく伝える事。そして、面白い人間が沢山いるという事を伝える事。俺の漫画を利用して、コミュニケーションの話題を作って欲しい事。
【VRChat体験記番外編6 200話突破記念!】
— リーチャ隊長 (@rietzscha) September 23, 2019
200話を超えたが今それ所ではない!!まだ描かなければならない事が沢山あるのだ!!もちろん俺は面白い事かビックリした事しか描かないが、色んな人と会ってるのは認めよう!だから俺達漫画勢を利用して楽しんで欲しい!人生を!#VRChat#VRC#VRチャット pic.twitter.com/1NXWAbG29K
俺はよくVRCで漫画読んでますと言われます。その時俺は「俺の事はともかく漫画は穴が開くほど読んで欲しい」と言ってます。とにかく面白い人に注目して欲しいし、こう、界隈を越えて伝わって欲しい。出来ればVRC外にも伝わって欲しい。こんな面白い場所、知らないのはもったいない!
そんなこんなでVケット3の漫画描かせてもらったり、色んなイベントに呼ばれたり、かつて雲の上の存在だと思ってた人達とも友達になって一緒に遊んだりすることが出来て、僕は十分楽しい。だから皆にも楽しいをして欲しい。VRCはそれが出来る。面白い。ヤバイ。
でもまだ僕の理想に届かない。もっと伝える力が欲しい。だから続ける。描き続けている。僕が頑張る事で描いた人たちにも恩返し出来るし、これから始める人も楽しいはずだ。そう言いながら描いてる。人間ってすごく魅力的なんだと思ったから。いつかVRCが無くなって他の体験記を描くとしてもずっと残る。
とりあえず今は300話を目標としている。キリよくいったら、漫画について色々やりたい事がある。だが300話でも描き切れないのではないかというのが今の悩みだ。
でもとにかく、今の原動力は「毎日描いてても間に合わない!」VRCのスピードの速さである。それに追いつく為に休みはほとんど漫画を描いている。正直漫画を描いて飯が食えるなら良いが、俺は絵も下手だし、多分毎日更新してるから皆見てくれているだろうから手を止めるわけにはいかない。熱い展開じゃないか。魂が燃えるのが分かる。俺はこの状態が好き過ぎておかしくなっている。誰も到達してない所に俺がいる!最高のモチベーションだ。でも他のVRC漫画勢も見て欲しい。正直俺の知らない事がいっぱいだ。漫画って伝わりやすいんだろうな。他の人のを見て俺もすごく勉強になる。
非常に文章が乱雑だ。結論としてはマジでありがとう。俺は人間と一緒に何かするのが好きになった。そして人間は優しい。俺のようなカスの事を面白いだの可愛いだの言ってくれる。これが俺には驚きなのだ。だから漫画を描く。これからも頑張るのでみんな読んでおくれ。
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