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『私的気まま子育て帖』Parenting note

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夢中だった日々を ゆるめに振り返りつつ 気ままに綴る 子育てあれこれ
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#吃音

『Dear Girl』

いつからか 大人びて笑うことを覚えて いつからか 涙を隠すようになっていく 差しのべた手を 嫌がって ひとり遠くを 歩き出す 迷う小さな その背中 心配ばかりが 募る日々 頬を通る 朝の風 大きく広げて 君の羽 今はここで 見守ろう 誰より強い 眼差しで いつの日か 心に芽生えた希望の種 いつの日か 小さな蕾が開いてく すぐに抱っこをせがんでた 幼いままの 無邪気な瞳 いつも優しさ携えて 笑顔で歩いていてほしい 心を潤す 春の雨 優しく包んで 君の夢 今はここで 信

卒園式シーズンに思う

基本、私は涙もろい。 感情のままにしておくと号泣するので人目があるときは歯を食いしばる。 初めての式ものは、長女の幼稚園の入園式だったが、制服姿でみんなと並んでいるだけでも感動して涙腺がゆるんでしまった。 卒園式は、 泣かせるためにあるのではないかと思うほどの演出が待っている。 子どもたちが「がんばった、うんどうかい」とかね、 「どきどきした、おとまりかい」とかね、 幼い声で一生懸命に言うたびに、うんうんと思い出しては感極まり、当然のように涙ぐむ。 そう、母は園の演出の思

子ども(娘)が吃音になってから治るまで。たったひとつ変えたこと。

次女が話はじめたのは早く、長女の影響もあり2語文3語文と順調に身につけていった。 長女よりも、のびのびと育っていたように思っていた。あの頃は。 2歳のころは普通に話していたのに、ふと気づくと「マ、マ、マ、ママ」 マがいっぱいでさぞ大変だったよね。 気づくと、普段使い慣れている私や姉や自分の名前までもが吃音になっていた。 最初はそんなに気にも留めていなかったけれど、元夫が「○○ちゃん、どうしたのー」と笑い、祖母が「大丈夫か」と私に言った。気にしない方がいいはず、と理解して