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『私的気まま帖』essay note

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「非凡でなくてもいい、きみとなら何かが話せそうさ」がモットー 気ままに思いつくまま
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2019年6月の記事一覧

哀歓の日々

「社会人1年目の私へ」このお題を見たときに、1年目のことを思い出して涙が流れた。これは書けそうにないと蓋をした。 しかし、そのあと思いがあふれて止まらない。次々脳裏に浮かぶもので何十ページもとっちらかっている。もしやここに書くことで整理され何か見えてくる景色があるかもしれない。そう思って今さら書き始めてみる。 1年目。楽しかったことだって沢山あるはずなのだ。そう、あるはず。 私が社会人1年目の職場に選んだのは大学病院の小児病棟だった。大学病院は最先端の医療に携われるとの

たった一度の願掛け

甘党も辛党もいけるくち 昨日は同時にいったくち 笑 大人になるにつれて辛党の比重が大きくなっている私だけれど、チョコレートには今も弱い。そんな私が学生時代にチョコレート断ちしたことがある。願掛けするために。 旅先では神社などへ行くのが好きだけれど、日常では滅多なことでは行かない。お正月の初詣も、娘が受験の時はなんとなく合格祈願と称して出掛け、その後も何年か行ったが、合格祈願以外は願い事が思いつかずに家内安全とか健康とか。そのうち足が遠のいた。 思えば、あまり願い事をしない