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『私的気まま帖』essay note

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「非凡でなくてもいい、きみとなら何かが話せそうさ」がモットー 気ままに思いつくまま
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2019年5月の記事一覧

還暦の彼女

今日のランチのお相手は前職場が一緒だった還暦の彼女。 先月還暦になった。還暦還暦て言うな、って叱られそうだけど(実際叱られたけど)彼女は還暦でも可愛らしい。 少しズボラで大雑把。年だからー、とエクセルに滅法弱い。りえちゃん助けてーと年上なのに甘えてくる。でも憎めない。 九州に引っ越した人がお世話になりました、とちょっとしたギフトを置いていった。その場にいなかった還暦の彼女の分を私は預かった。会いたいがために。 土日関係なく働いている彼女とはなかなか休みが合わず、ようやく都

メガネのプリンセス

眼鏡を新調してから半年が過ぎた。 店の前を何度か通ることがあっても私はなかなか気軽に入れない。3ヶ月毎の定期点検のカードをもらっていたけれども、今まで眼鏡の点検なんて行ったことがないので見て見ぬふりをしていた。 いや正しくは行こうかなと前を通っても、人が多く忙しそうだとか、担当してくれた店員さんの姿がないと やっぱりやめようだとか、理由をつくっては通りすぎてしまっていた。こんなところにも人見知りは顔を出す。 それほど混んでいるようには見えなかった平日の昼間。 ちょっと寄って

令和初日は自己紹介のようなものを。自分を語ってみようかと。(更新型プロフィール)

こんにちは 紫 りえ♪(むらさき りえ♪)です。 初めましての方で、なぜ紫なのかはこちらから。 noteを書きはじめて4ヶ月が過ぎたところです。 挨拶もなく物置きとしてなんとなく始めてしまったnote。 なので、2019/4月現在プロフィールに載せている「読書、海外ドラマ観賞、書く、歩く、整理収納、たまにミシン、そして旅 」についてひとつずつ紹介して、それを元に節目となる令和初日に自己紹介のようなものを書くつもりでした。 が、間に合いませんでした(笑) なにせ気の向くま

本と私・読者好きと言えるまで

プロフィールに載せていることを少しずつ書いていこうと思っている。 今回は「読書」 ※ ※ ※ どのくらい読む人を読書家というのかわからないけれど、学生時代までの私は少なくとも読書家とは思っていなかった。 にも関わらず図書室という空間が好きで、高校生の頃は放課後になると図書室に通っていた。 図書カウンターからほど遠い机に友達と陣取る。 図書室は静かに過ごしましょう、とは暗黙のルール。 もちろん静かにしますとも。 ノートを広げて文字で会話。それを読みながら友達と声を潜めて「