外野戦争に生き残りを賭ける松本剛ーみんな大好き「剛くん」スマイル満開の金曜日ーマリーンズに快勝ー巻き返しなるかファイターズ！
ファイターズ2020 9/18 9/19 78,79試合目 札幌ドーム F×M ７対3 3対1
トップの写真は、リンクしたファイターズHP スコアボードから拝借しました。
目下の順位２位、首位ホークスに迫らんとする貯金11、千葉ロッテマリーンズ。こちらは４位と５位を行ったり来たり、５割を切るファイターズ。先回の千葉では明らかにマリーンズの勢いに押されてしまった。今週は、バイオリズム的に下がり傾向になったのか、ファイターズの連勝。
金曜日は、帝京魂！ 杉谷、松本剛のコンビで再び大活躍。剛くんは一打席目から良い感じでフライをあげていたが、3回裏にタイムリーヒット、さらには4回裏には止めを刺す２ランを放つ。2年ぶりだって。
「剛くん」「マツゴウ」の愛称で親しまれる松本剛、27歳。ファイターズの花形グループ93年組では、筆頭のドラフト２位指名。（となっているが１位指名した現巨人菅野智之さんが入団拒否をなさったため、実質１位なのである）
同期の近藤健介（横浜高校）は、４位。現巨人の石川慎吾は、３位。今やファイターズのエースへと成長してきた上沢直之は、なんと６位と下位指名だった。
この高卒ルーキー組は割と早熟で、特に近藤健介はバッティングが高評価され「打てる捕手」として成長させるべく1年目から特別指定選手で英才教育をされていた。残念ながら肩の不安、膝の故障とキャッチャーポジションを諦めざるを得なかったが、チームが「若手を優遇しすぎる』と非難されても断固として使い続けた、そのバッティングは、現在に至るように非凡であり続けている。
石川慎吾も「ダイナマイト慎吾」の異名を取った豪快なバッティングと素敵なルックスで大人気。上沢直之は、3年目で一軍のマウンドに上がるーというスカウトの発言通りに、3年目に５勝をあげる。「松戸のダルビッシュ」（わたしは「ファイターズの大野くん（嵐）」と呼びたかった）の誉れのとおり、一躍人気アイドル選手へ。
若い若い同期仲良し四人組は、オフシーズンには、アイドルユニットとして売り出されていたが、出場機会も少なかった「剛くん」は、ちょっとだけ控えめに後ろでニコニコしているのだった…。
大谷翔平で、沸き立つ2016年も12試合。飛躍するのは2017年。115試合出場し、一躍規定打席にも到達した。仲間から数歩遅れてついてきた、ついに実質ドラ１の力を見せる時が来た。ウサギと亀の逆転！ しかし剛くんは、可愛いウサギ顔😀
レギュラーへの道を固める翌年は、意識しすぎたのか低迷し、さらに2019年は怪我をしてしまってほぼ出場できず。また亀の歩みに戻ってしまった剛くんだったが、実質ドラ１を決して見捨てないファイターズ。（12年間鎌ヶ谷に居続けた尾崎匡哉くんというドラ１選手もいたし、ドラ８だったけど鵜久森くんも８年いて、その後ヤクルトで3年過ごした）
ドラフト上位指名は、かかったコストを回収する意図もあるんでしょうけど、だからって誰もが成績不振でも置いておかれるわけでもないと思う（あくまでわたしが見てきた感想ですが、性格的に真面目で、二軍でも腐らずにコツコツ野球をする、周囲に目配りもできる、社会人としての成長が見られる選手が残ってきたのではないでしょうか）
今季、開幕一軍とはならなかったが、外野の控えとして徐々に出場機会を増やしてきた。剛くんの最大の特長は、「特に特長がない」ことである。といったらけなしてるみたいだが、もちろん褒めてます。
本来は、大型内野手として期待されていた運動能力、ホームランを打てる力を持ちながら、様々な場面、バントやエンドランやバスターや、作戦を実現しえる頭脳、対応力。盗塁も出来る走力。セカンドもセンターも守れる守備力。
つまり何でも出来るんだ。松本剛という選手は。そして苦境に耐える精神力も。
1,2番を組んだ杉谷拳士とともに、帝京高校キャプテンを経験してる二人。タイプは、騒がしいと控えめでずいぶん違うけれど、実は同型の選手であることがわかる。（ただやっぱり実質ドラ１のスケールの方が、若干大きいか？という気はしないでもない）
「彼氏にしたい選手権」でもあんまり上位には入ってこない。一見して地味な松本剛。しかしファンの人気は、5本の指に入るくらいあるんです。全国推定３０万人組。活躍すれば、その優しい笑顔とともに、球場にも笑顔の輪が、広がるように。
剛くんの活躍を見るにつけ、鎌ヶ谷で4割５分の成績を出しながら一向に一軍へのお声がかからない谷口雄也を思う。あまりにも不自然なんで、飯山コーチの件もあり、コロナの影響で関東からの移動を避けているんだな？そうなんだな！？としか思いたくない状況ですが。きゅんちゃんにも機会をくれよ、打席をあげてくださいよ〜〜〜吉村さ〜〜〜ん（悲鳴）とリフレインが叫んでます。
ファイターズ 37勝39敗3分け
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