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残酷な神が支配するー#金子チヒロを優勝させる会の力及ばず…首位ホークスの前に屈するも、チヒロのトライ&チャレンジを応援しつづける宣言

ファイターズ2020 8/28 60試合目 paypayドーム福岡 H×F  9対1

未だ試合の途中ですが、疲労と傷心のため、これにてゴメン。

と昨夜は、試合の終わりを待たず、眠ってしまったけれど。

振り返るには、あまりに辛い試合。60試合の折り返し地点。トップを走るソフトバンクホークスとのゲーム差は、4.5。3連戦で三連勝しても1.5ゲーム残る。勝ち越しなら1個減る。負け越しは、許されない。あからさまに後半の道標となる試合に。本来は、ニック・マルティネスが登板するはずだっただろう。しかし、前回、右手の小指にライナーを当てるアクシデントで登録抹消中。白羽の矢が当てられたのは、金子チヒロだった。

「チヒロ一緒にやろう!」

移籍先を模索する昨年、懇願したのは、栗山英樹監督。どんな場面でも投げたい、負けている場面でも、連投でも、毎日でも投げたい。投手の評価に対する既成概念を変えたい。そう一貫して訴えてきた金子チヒロの。

しかし、その夢と冒険は、ことごとく現実に打ち砕かれて行く。この日の登板の意味を誰よりも理解していたはずのベテラン投手は、冒頭から連打連打連打で、まさかの1回5失点降板。試合もそのまま1対9の大敗を喫する。

テレビで試合を見ることはできなかった。スマホの一球速報であっという間に失点していく経過を見ていた。この現実をどう受け止めたらいいの…。今季の防御率は7点台を越え、失点する試合の方が多い。連打されると止まらない傾向もある。大エース金子チヒロのボールは、すでに衰えているのか。いやいや以前からそういう傾向はあった。審判との相性に左右されるし。いやいやベテランならば、学習しないと。いやいやいや…。

そんなはずはない、こんなはずではない、という思いは。過去の姿に取り憑かれてるのは、むしろわたしなのか。もしも、そうだとしても去年から金子チヒロの為してきた投手の作法への取り組みは、ビッグチャレンジであることに変わりはない。

誰も歩んだことのない道を歩むーその時、大抵の者は、様々な言葉に行く手を阻まれる。そんなこと出来るはずがない。うまくいくわけない。生粋の先発投手なのだから、過去の栄光を消すなー失敗すれば、ほれ見たことか、だから言ったじゃないか。みっともない…。

わたしは、そういう物の考え方が嫌いだ。挑戦する気持ち、やってみようとする意志、自ら考える力ー新しい何かへの渇望。そういう人間がいなければ、どんなことであれ、この世界の変化はなく、先に進むことも出来ないのに。

いきなり思い出したけど。かつて野茂英雄が、アメリカのメジャーリーグへ渡ったとき。日本のプロ野球界と関連するメディアは、こぞって叩きまくった。世話になった近鉄バファローズ、ひいてはプロ野球に後ろ足で砂をかける行為、裏切り者、成功するはずがないと。苛烈を極めて罵った。結果は、どうなったのか?

皆、掌を返した。いつもそう。前例に沿わないだけで非難する側は、前例が覆ったとたんに態度を変える。そうやって自らの言葉に責任を持たない。

そういうみったくないことを。わたしは、したくないんだ。たとえこのまま金子チヒロのトライ&チャレンジが、失敗に終わったとしても。大エース金子千尋の栄光は消えないし、未知の大海に飛び込んだ、金子弌大の勇気に一点の曇りもない。

ただプロ野球選手は、勝ちに貢献しなければならない。そんな当たり前のことは、わかりすぎるほどわかっているちーちゃんが、これからどんな立場を与えられるのか。選べる立場になれるのか…。

いずれにせよ。#金子チヒロを優勝させる会 は、金子チヒロが投げ続ける限り、優勝させるまで続くと、ここに再び宣言しておきます。


トップの写真は、ファイターズHP  スコアボードから拝借しました。こうして見るとすごいフォームだよね。鈴木健矢くん😀


ファイターズ 29勝28敗3分 4位







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