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ー不自由と自由の間にー2敗1分けは、3連勝の裏返し…やれることをコツコツとやってく先に、ファイターズの明るい未来はやってくるーはずだ。

ファイターズ2020 7/11  20試合目 京セラドーム大阪 bs対F 5対3 

まあちょっとは景気のいい様子でも載せておくことにして。

土曜日は、毎週仕事で朝の8時に家を出る。平日は2人でする仕事を1人でやるので、ゆっくり準備して始めたいから早めに出る。およそ100人分くらいのお弁当のおかずを作って、次の仕込みー約120人分をする。

大根、人参を煮物用に切って下茹でする。ブロッコリー 4.5kgのふさを小さく切り分ける。白菜を洗って刻む。じゃがいも6kgの皮を向いて人数分に切って水につけておく。竹の子、ピーマン、玉ねぎ…何を切ったか忘れちゃったよってくらい切った。仕込みで3時間を回ってくると背中がみしみし肩は痛くなり、朝から立ちっぱなしで足は張ってつってくるし、腰はもともと腰バンドしてるからいてーよ!

やっと終わってスマホを開いて一球速報を見る。1対1 先発金子は1失点、2回でマウンドを降りている。ちーちゃんまた失点しちゃったのか。今日は勝てるのかなーと思いながら自転車で家に帰って、テレビをつけたら。8回裏ピッチャーは6人目の公文。1アウト2,3塁の大ピンチ!ではないか…。

こ、これは、えーと。そうだ! 昨日の魔法使い星野の呪文を使うのだ!

「ここを抑えたら、次の回にチャンスが来る!」

バッター3番、吉田正尚は、ちゃんと魔法にかかってくれた。打ち損ないのピッチャーゴロ。やった〜! っておい…ピッチャー公文の動きは、タイミングが合ってない。中途半端に浮き上がったバウンドにほんの一瞬躊躇して握り直してしまい、ホームはセーフ。勝ち越し点が入ってしまった。

あーあーあー 魔法の言葉は効かず、ファイターズに負けの風が吹き込み、そのまま負けた。

試合が終わって、晩ご飯を食べて7時半ごろ。本当に疲れきってバタリと眠ってしまった。朝4時半に目が覚めた。

ぼんやりとネット記事で振り返ると昨日の試合は、ミスばっかりしてたことがわかる。初回のちーちゃんの失点もワイルドピッチとあった。てことは3塁にランナーがいたんだ。この3試合、全ての試合、全ての大事な局面、3塁ランナーがいる場面でファイターズは、なんらかのミスを重ねて失点している。そして勝ちきれないまま終わってしまうの繰り返し…。

たまたまだよ言いたいところだが、違うよね…。ただ今のところファイターズは12球団トップのエラー数。エラーが多い。ここ数年の課題は、まったく解消されてない。ってかむしろさらに重病化してる。だからってチームが何も対策してないわけでも選手が努力してないわけでもないと思う。

懸命に必死に努力してるからこそ、ミスが出ると「なんでこうなるんだ」ってショックは大きいはずだ。わたしだって、あんなに注意していたはずの人参の皮むきで「全然剥けてなかったから剥き直したよ。時間の無駄だから気をつけてね!」って注意されて泣きそうになったよ…他人に指摘されからというよりも、自分ではちゃんとやろうとしてやれてるはずと思ってるのに実は出来てなかったことが、ショックなんだよね。自分でも手抜きだったとわかってたら(バレてしまったか)でそんなに傷つきはしないよね。

おばさんの厨房仕事と野球選手の仕事は、全然違いますが。でも誰でも大なり小なりそういう経験てあるんじゃないだろうか。学校でも職場でも…。

必死になればなるほど、結果に結びつかないと焦りが募って、空回りしていく。同じようなピンチの場面が回ってくると、今度こそは失敗しないぞと緊張が高まり、いざとなったら体が思うように動かなくなる。ファイターズの場合、ピンチもチャンスも同じで、みんな金縛り状態だ。

言うたら真面目、全体に優等生なんだよね。やっぱし。この中で中田翔だけが、それなりに結果を出しているのは、翔やんにはいつまでたっても(自分は劣等生だ)という自覚があって、だけど仲間が困ってるとなんとか助けたいー優しさがすごく強い性格だから、みんなが調子悪い時は力を発揮する(みんなが打つときは、いじけて打てなくなる。それも優しさの反転😀)

チームの救世主となるかと期待した、天才野村佑希はいなくなり、平均的な優等選手たちは、一生懸命頑張る、努力するけど上手くいかないことに対応できない。

だからってな。罵声を浴びせたって勝てるようにはならないよ。さらに緊張が高まってびびるだけだよ。やっぱりここでも魔法使い星野の言葉を思い出して。

このピンチを抑えないと負けるーじゃなくて。このピンチを抑えたらチャンスが来る。このチャンスを逃したら負けるーじゃなくて、このチャンスを生かせば流れに乗れるー自分がヒーローになれる! 緊張を高揚に 不安を楽しみに変換して。

エンジョイベースボール! 野球を楽しめ! ってさ。これも前にも何度も書いたかもしんないけど。野球道の日本では「苦しみを越えて勝利を勝ち取れ」論理があって、まるで苦行のように野球を喩えるわけですが。

でも日本の野球のスーパースターって、今でも長嶋茂雄であり、イチローであり、そして大谷翔平ですよね。彼らに共通するイメージは何か?

ー自由ーだと、わたしは思う。

自由自在に野球をやってるみたいに見えるー。彼らは、常人には到底できないような努力をする能力を持った人たちだけど。その結果としてー自由ーを表現できるとしたら。わたしたちは、そのー自由ーにこそ憧れ、酔いしれてきた。

だってさ。わたしたちは、どうであれ大なり小なりの不自由の中で生きていくしかないからさ。大根切ってブロッコリー 切って、仕事が終わるまで、野球の試合は見られないように。

不自由でぎくしゃくした野球ばっかりやってる今のファイターズが、本来のー自由で伸び伸びした野球ーを取り戻す時は、やってくるのか。自分たちの野球ーファンにとっても観たい野球にー何を望もうとするのかで、未来はきっと変わっていく。


ファイターズ 7勝11敗2分け 最下位 もう下はないのでご安心を😀



























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