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メッセージBook『谷口雄也ー覚悟を力にー』(廣済堂出版)発売記念ーアイドル選手は、超えなければならないものなのだろうかーその4


ーアイドル選手とは、超えていくものなのかー

どんどん長くなっちゃって、いつ終わるのかわかりません😅 強制自粛(言語に矛盾あり)期間中ですので、みなさんもお時間あることでしょうし、続けます。(文体も変更)

このnoteで、これまでも何度も谷口雄也選手について書いてきたわけですが、そもそもなぜわたしは、きゅんちゃんファンになったのか?

最初のきっかけは、先に書いたようにツイッターで見かけた「きゅん」の話題からの写真列挙からです。まじまじとまじで可愛いのだなあ…これはプロ野球選手の中でちょっと可愛いとか、そういうレベルじゃないな。一般的に特別だなと感じたのが、まず始まり。

まあいわゆる「顔ファン」て奴に分類されるのですが、ぶっちゃけきゅんちゃんのお顔はとっても可愛かったけれど、特に自分の好きなタイプでも萌えポインツでもありません。わたしが大好きなのは、陽ダイカン選手、石川亮たん捕手、武田勝現一軍投手コーチ、飯山祐志現一軍守備走塁コーチなどなどです。

「お前の趣味はかんけーねえ!」

って、おっしゃる通りですが、でもここが大事なポインツなんで許してね。

とつけもにゃあに可愛い顔の男の子が、野球をやっている。人気もすごくある。アイドルとしての自覚もある。周りも認めている。

一体全体、果たして、この類稀なる「谷口きゅん❣️」とは、一軍で活躍し、真の一流選手になりえるのか。できれば、なって欲しい。すごくなってみて欲しい。 それは、大袈裟に言えば、日本のプロ野球史上、誰もなしえなかった「アイドル選手の成功」になるからです。

そんなことないだろ。松坂大輔だって甲子園アイドルだぞ! 松井秀喜だってそうだぞ。元祖若大将原辰徳だっているぞ! ダルビッシュだってそうじゃん。

もしかしたらそう言いたい「俺は野球わかってるから」層のあなたもいるかもしれません。しかし残念ながら、わかってはいないのです。

それらの選手は、甲子園で何度も優勝したり、4打席連続敬遠されたり、巨人軍に1位指名されたり、高卒1年目から155キロを超え、勝利を上げたりする。はじめからアイドルである前に、超野球エリートです。

「アイドル選手」とは、例えば、元ヤクルト早稲田実業学校出身、元祖大輔フイーバー荒木大輔現ファイターズ 二軍監督。もっと大昔に遡れば、元近鉄投手、涙の甲子園太田幸司、あとは誰かなあ…。見た目はドカベン、あだ名もドカベン亡くなってしまった浪商出身香川捕手も当てはまるかもしれない。もちろん、ゆうちゃん、斉藤佑樹もそうですが、彼はまた特別枠にいるので…。

彼らは、野球の実績よりも、存在自体が愛されるー人気先行ーという言い方をされてきた選手たちであり、結果的には一流選手とはなれないまま現役を終えることになった。その後も知名度は高いけれど、どこか玄人衆にはバカにされている…ように感じられる。

もっと言えば「アイドル」とは「おんな子どもが好きなもの」で、だから「ルックス先行」「女性ファンばかり」とか揶揄されてきた。(ドカベン香川だって当時は女性人気があったんですよ!)

プロ野球は「男の世界」とされ、何かといえば「監督を男にする」とか「男になれ!」とか、叫ばれる。「男になれ」ってはじめから男じゃんよ。そうツッコミを入れながら、何十年…。

「アイドル選手」にまとわり付く否定的な価値観ーなんとなくバカにされている感じのーその先にあるのは、つまり「おんな子ども」であり、 否定されてるのは、アイドル選手を愛する者たちーわたし、たち自身ーなんですよ。you know?

「おんな子どもに人気のある選手なんて、たいしたことねえっ」ってか。

違いますか? そう思ってないっすか? いかがでしょうか。

わたしの反発心は、そこにあり、ゆえに「アイドル選手」がアイドルであるまま一流選手となり、プロ野球界を席巻する姿を見たい。不当に野球選手としての評価を下げ、根拠もなくバカにしてくるやつらをぎゃふんと言わせて欲しい!

一軍デビュー以来、超アイドル選手として生きてきた「谷口きゅん」への期待と応援は、そんな、わたし自身の勝手な思いから続いてきたのでした。

「谷口きゅん」は、これまでのプロ野球ではなしえなかった「おじさん人気」をも獲得してくれていました。とにかく男性に人気がある。時世は変わってきたのだと一種の革命をみるような感動ですらありました。(というか、実は、男の人の方が女性よりイケメン好き、可愛い男子好き、なんですよね。自覚が希薄か、恥ずかしがって認めようとしないだけで。)

けれども、彼自身の意志によって「アイドル選手」である「谷口きゅん」は、いなくなりました。

『メッセージBook 谷口雄也』の中で繰り返される

「かつてアイドル野球選手と言われた」

「アイドルでもなんでもなく、実際の姿は、ただただ野球が好きでプロになり、うまくなりたくて、一軍で活躍したくて練習している一人のアスリートであることがわかってもらえるのではないでしょうか」(p19 まえがきより)

第6章は、ずばり「アイドル選手を超えて」(P140)

もうわかったよ。そこまでアイドル扱いされるのが辛いのでしたらば、了解しましたと言うしかないけれど…。

でもね。それでもわたしは、思うのです。アイドル選手だからって、野球が好きで練習している一人のアスリートではないことにはならない。いつだって、わたしたちの谷口雄也は、一生懸命、野球に打ち込んでいる。一軍定着へ這い上がろうと努力し続ける、ファイターズ の戦士だった。

だからこその「谷口きゅん」だったことを。

アイドルって、みんなを幸せにしてくれる愛の塊なんだから。

どうか、プロ野球選手として愛され、積み重ねられた、その時間を否定しないでくれたらと願います。


終わりのようだが、さらに、つづく!
























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