PS5専用リモートプレイ端末と携帯ゲーム機の現状や今後について少し語ってみる
以前からずっと出るのでは無いかと噂されていたPS5のリモートプレイ専用機が遂にお目見えするみたいです。
Project Qと名付けられたこの専用機は8インチの液晶ディスプレイにPS5のコントローラに準じたキーやボタンを備えています。
今回はPSPやVITAみたいに本体と専用ソフトだけで完結する携帯ゲーム機では無く、あくまでもPS5の周辺機器という位置なので、これを使ってプレイするにはPS5が必要となります。
なおPSシリーズのリモートプレイは前世代のPS4から提供されておりVITAにも対応していましたが、VITAの生産が終了した後はスマホやタブレットしか選択肢が有りませんでした。
それでもサムネイルの画像みたいにスマホとPS4のコントローラを繋げてリモートプレイを行う事もできるみたいですが、物理キーを備えた新たなデバイスの登場を期待する声も多く、それが今回のProject Qの開発へ繋がったと思います。
Project Qの仕様や価格などについてはまだ不明ですが、VITAよりは複雑なOSシステムや回路を必要としない構成になると思うので、そこまでは高くならないだろうと予想しています。
ただパソコンを中心に展開しているSteamのサービスやゲームがそのまま楽しめるという事で話題となった携帯ゲーム機「Steam Deck」はPS5の価格を上回るお値段で販売されており、多くの機種が1万円以内で購入できたゲームボーイシリーズが全盛だった時代と比べたら隔世の感が有ります。
そのゲームボーイシリーズも最近は数多くの互換機が発売されるようになり、特にコロンバスサークルが販売しているこちらのGBA互換機は、オリジナルのGBAシリーズには無かったHDMI出力や有線コントローラの接続など、まるで今のニンテンドースイッチと同じようなプレイスタイルが楽しめるという特徴を持っています。
他にも国内外からモノクロ液晶を備えた様々な携帯ゲーム機及びゲームボーイシリーズの互換機が出ているみたいですが、いずれの製品もそこまで目立ってはいません。
かつての携帯ゲーム機は据置ゲーム機並み、もしくはそれ以上の市場規模を誇ってまさに大衆機だったという時代も有りましたが、その需要は次第にスマホゲームに移って行き、その後任天堂は据置ゲーム機と携帯ゲーム機、両方の特徴を兼ね備えたニンテンドースイッチを発売し、そして今回ソニーがProject Qを発表した事によって、本体と専用ソフトだけで完結し大衆機としての役割を担っていた携帯ゲーム機の展開はこれでほぼ終息を迎えたという事になります。
もちろんProject QやSteam Deckなどの展開に加えてニンテンドースイッチの携帯モード、さらには中古需要も有るので、携帯ゲーム機のプレイスタイルが失われるという事は無いですが、ゲームボーイやDS、PSPみたいな大衆機としての役割も担っていた携帯ゲーム機が登場する可能性はもう無く、加えて街中でも携帯ゲーム機で遊んでいる人はニンテンドースイッチの携帯モードも含めてほとんど見かけなくなったので、このようなゲーム機やプレイスタイルもだんだんマニアックな物になって行くかもしれませんね🤔。