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パネルチャートについて考えてみた

こんばんは。Riekoです。
今週もWorkoutWednesdayに取り組み、
その中でパネルチャートが出てきたので、
今回はパネルチャートについて書いてみようと思います。

パネルチャートとは?


パネルチャート

こちらがパネルチャートです。
通常、「サブカテゴリ別の売上の推移」などを見たい場合は、
サブカテゴリを縦に並べるか、横に並べるかといったように、
画面が間延びしてしまうチャートになってしまうのですが、
パネルチャートを使って縦横に並べることで、
スペースを有効活用できます。
都道府県別の円グラフなどを思い浮かべると、イメージしやすいかと思います。

パネルチャートの作り方(ざっくり)

パネルチャートの作り方を、ひとまず簡単に解説しようと思います。
他の方々もブログによく書いていらっしゃいますので、
そちらも参考にしてください。

まずは、「Row」「Column」といったように、列と行に入れる計算式を作ります。


列に入れる計算式


行に入れる計算式

列にいれる場合は、
int((INDEX()-1) % <パネルで表示したい列数>

行に入れる計算式は
int(INDEX() -1) / <パネルで表示したい行数+1>

となります。
この2つの計算式を、それぞれ列、行に入れます。
デフォルトだと連続になっているので、両方不連続にしましょう。
ピルの色が青になっていることを確認してください。
そして、行、列それぞれの計算式の方向を決めます。
その前に、パネルで分けたいディメンション(ここでは「サブカテゴリ」)を、
マークカードの「詳細」に入れてください。
「詳細」に入っていることを確認したうえで、
Row, Column(名前は自由に変えてOK)の「次を使用して計算」から、「詳細」に入れたディメンションを選択します。
ここでは「サブカテゴリ」を選びます。

「次を使用して計算」から表示するディメンションを選ぶ

あとは、「売上」「オーダー日」といった、パネルチャートの中で表示したいメジャー、ディメンションを行・列に入れれば、パネルチャートが完成します。

行・列の計算式について

はて、int(INDEX()-1)とはなんぞや?
と思いませんでしたか?(私は思いました)
私自身も完全に理解しているわけではないのですが、
私なりに考えたこの式の意味をまとめてみようと思います。

INDEXとは?

ここで、少しINDEXについて触れておきます。
非常に応用範囲の広い表計算で、使いこなしている方はだいぶ熟練だと思います。
もちろん私も使いこなせていません。
INDEXのリファレンスを見てみると

パーティション内の現在の行のインデックスを返します

表計算のリファレンス

とあります。
この「パーティション内」というのがポイントで、
表計算の方向(次を使用して計算)によって、大きく番号が変わります。
よくわからない人は、「表にしたときの番号なんだな~」と、考えていただければよいと思います。(私もそんな感じです)

パネルチャートの場合

パネルチャートの場合、INDEXがどのように使われているか考え方をご紹介します。
まずは先ほど画像内に納めなかったヘッダを表示してみます。

ヘッダを表示した場合

列だと0,1,2,3,4、行だと0,1,2,3のの番号が振ってあるのがわかると思います。
これが、INT((INDEX()-1) % 5) などの結果出力された数値です。

このままだとわかりにくいので、アドホック計算で列にINDEX()を入れています。
Row, Columnと同様、不連続にして方向を「サブカテゴリ」にします。


INDEX()を入れたところ

一気に全然違う表現になりました。
この場合、列にINDEX()を入れています。
上の方を見てみると、1~15まで数値が見えますね。
これがINDEX()の結果です。
下にスクロールバーが出ているように、これには続きがあって、
1~17までINDEX()が振ってあります。
そう、サブカテゴリの数だけ番号が付くのです。

INDEX()と計算式

画像が小さいので、ヘッダだけ見てみます。

ヘッダを拡大

薄くて申し訳ないのですが、5個ごとに0~4がついていますね。
このため、INDEX()から1引いた数を5で割った余りを計算していることがわかります。
行の場合もほぼ同様で、INDEX()から1引いた数を5で割った場合の商を計算しています。そのため結果は0~3となります。
(イメージ付きずらい方は、実際に数値を入れて計算してみてください)

なので、結局サブカテゴリの17個を、列なら5個、行なら4つに分けている、ということになります。
なので、 % 5 や / 5 の「5」の部分を自由に変えることで、
好きな行数、列数でパネルチャートを作ることができます。

表計算、特にINDEXについて興味のある方は、
ぜひこちらのyoutubeをご覧になってください!


おわりに

いかがでしたでしょうか?
INDEXは奥が深く、使いこなせるには時間がかかると思います。
もちろん私も修行中の身です。
ですが、パネルチャートに関しては、この計算パターンを覚えてしまえば、
あとは数値を変えるだけで、楽に作れるのではないかと思います。
ダッシュボードについてはスペースを有効活用しないとユーザーにストレスを与える場合が多いので、(私も画面が小さく苦労しています)
ぜひパネルチャートを使って使いやすいダッシュボードを実現してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

Rieko


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