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Tableauでワークブックを開いたときにパラメータを特定の値にセットするには

こんにちは、Riekoです。
本日もTableauネタ、パラメータについてです。
それではいってみよう!

パラメータの、これ何?

突然ですが、パラメーターを作成するとき、これ何か気になりませんか?


パラメータの編集画面

「ワークブックが開いているときの値」….一見するとなんのことかわからないですよね。
これは、Tableauワークブックを最初に開いたときにセットする値のことを指します。
ではどういうことが具体的に見ていきましょう。

パラメータを使うVizの紹介

ここでは、パラメータを使ったシンプルなvizを紹介します。
このような棒グラフなのですが、


シンプルな棒グラフ

「家具」を選択すると家具の色がオレンジになり、「家電」を選択すると家電の色がオレンジになるVizを作って見ました。

パラメータで色が変化する仕組み

ここで、この色が変わる仕組みを実装する方法を紹介します。
まず、パラメータを作ります。
選択されたカテゴリの値をセットするパラメータです。
「リスト」にして、家具、家電、事務用品をセットします。

選択カテゴリのパラメータ

次に、計算フィールドを作成し、これを色にいれます。

色を変える計算フィールド

次にシートアクションを加えます。


シートアクション

先ほどのパラメータの値を、選択したカテゴリの値をセットするというわけです。
これによって、カテゴリを選択したら、そのカテゴリがパラメータに入り、そのパラメータ値によって色分けが行われます。

最初に「家具」を選択しておきたい

ここで、パラメータの値はワークブックを編集すると色んな値に変化するけど、最初に開いたときにいわゆるデフォルト値をセットしておきたいという時に「ワークブックを開いたときの値」を使います。
ここではワークブックを開いたとき、「家具」がセットされるようにしたいと想定します。

そのためには、まずこのような計算フィールドを作ります。

家具だけ入った計算フィールド

最初にパラメータに入れたい値を格納したものです。
そしてパラメータを編集し、「ワークブックを開いたとき」に入れます。


パラメータに値をセット

こうすることで、ワークブックを最初に開いたとき、パラメータに「家具」が入ります。
試しに一度「家電」を選択した後、一旦ブックを閉じて再度開いてみると、

家具が選択された状態

家具が選択されていました!
これは、ダッシュボードを公開した際、最初に会社のグループ全体が選ばれるようにしたり、年月の選択で最初に4月が選ばれるようにしたりなど、便利に使えそうです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
最初私もパラメータの編集画面で「ワークブックを開いたとき…?」となりどういうことかわからなかったです。
ところが実務で実際にこの機能が使われているを知り、なるほどなぁと思いました。
色んな人が編集を加えても、パラメータを初期値にセットできるので、色々と便利に使えそうです。
ぜひ、使ってみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

Rieko


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