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強みを生かす経営【実録ヒューマニティ経営】

強みを活かす経営:私の実践と学び

こんにちは、内海梨恵子です。長崎県佐世保市で自動車学校や貸切バスなどを経営しています。今回は、私が実践している「強みを活かす経営」についてお話しします。

強みを活かす経営との出会い

私は当社の3代目として、71年目の経営を担っています。数年前から「強みを活かす経営」に取り組み始め、様々な成果を上げてきました。実は15年ほど前は、まったく逆のことをしていた「黒歴史」があります。その反省から、強みを活かすことの重要性に気づいたのです。

※黒歴史時代についてはこちらのTedXのトークをご覧ください


強みを活かす経営の3つの利点

私の経験から、強みを活かす経営には3つの大きな利点があります:

  1. 生産性の向上: 皆さんも経験があると思いますが、好きなことや得意なことは夢中になれますよね。一人一人の得意分野にフォーカスすることで、業務効率と生産性が驚くほど向上します。

  2. モチベーションの上昇: 私個人としては、モチベーションに頼らず仕事ができることを目指していますが、やはりモチベーションは大切です。自分の強みを活かせると、自己肯定感が高まり、自然とモチベーションも上がります。

  3. 職場でのリスペクトの醸成: 日本人は得てして足りないところに目が行きがちです。でも、一人一人の得意なところに注目すると、「あの人はすごいな」という気持ちが生まれます。そうすると、互いを尊重し合う、素晴らしい職場環境が生まれるのです。

中小企業こそ強みを活かす経営が重要


大企業では「ストレングスファインダー」などを使った研修がよく行われていますが、私は中小企業こそがこの取り組みを必要としていると考えています。その理由は:

  1. 限られた資源を最適かつ最大限に活用する必要があるから

  2. 独自のポジショニングを確立しやすいから

  3. スタッフ一人一人の貢献度を最大化できるから

私の会社では、この考えのもと、スタッフ全員が自分の強みを知り、それを活かせる場を作ることに力を入れています。

強みを活かす経営の始め方:3つのステップ

  1. 強みの診断・特定: 私たちは客観的な診断ツールを活用しています。他者からの主観的な評価より、統計的なデータのほうが受け入れやすいからです。

  2. 強みの理解と共有: 診断結果をもとに、一人一人の強みをチーム全体で共有します。我が社では経営計画書に全員の強みトップ5を掲載しているほどです。

  3. 活用の場面を増やす: 特に若手やキャリアの浅い方には、強みを発揮できる機会をたくさん設けるようにしています。才能の種を開花させるチャンスなのです。

最後に

強みを活かす経営は、小さな成功体験の積み重ねから始まります。経営陣やリーダーが率先して取り組み、その姿勢を全社に広げていくことが大切です。

私自身、まだまだ「ひよっこ経営者」ですが、ストレングスファインダーコーチとしても、この取り組みを続けてきました。皆さんも、ぜひ自分や周りの人の強みに目を向け、それを活かす方法を考えてみてください。きっと、新しい可能性が開けるはずです。


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