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スティーブ・ジョブズのスピーチに学ぶ、これからの仕事術

スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った、伝説のスピーチをご存じだろうか。

私は実業家堀江貴文さんの動画配信でこのスピーチの存在を知った。
ご存じの方も多いかもしれないが、その一部を簡単にご紹介しよう。

connecting the dots-点をつないでいこう

スティーブ・ジョブズは、大学中退を決意した後、文学芸術の授業に興味を持ち、カリグラフィーという文字装飾の講義を受ける。
やがて、その美しさや芸術性に魅了され夢中で学ぶようになる。
当時彼自身、カリグラフィーが将来の役にたつとは思っていなかった。
しかし、後にマックを設計するときに、この授業で学んだことがふと蘇る。
それがヒントとなりマックの美しいフォントは生まれた。

一見何の役にもたたなそうな興味(点)が、将来の役にたつかもしれない。
先を見越して、点と点をつなぐことはできない。
ただひたすら目の前の興味あるものに夢中になることで、点と点をつないでいこう。

失業が私に与えたもの

コロナのあおりを受け、私は現在失業中である。
10年以上派遣社員として事務職をしていたが、コロナ禍の今回、仕事は簡単には見つからなかった。
求人にエントリーしても連絡さえこない。
面接までこぎつけても、採用してもらえない、そんな毎日に疲弊していった。

そんな時このスピーチに出会い、思い切って求職活動を辞めてみた。
興味のある小説や、ビジネス、心理学、哲学書を読んだ。
成功者たちのスピーチを視聴した。
前から興味のあったライター講座や、成功哲学の講座をオンラインで受講した。

仕事とは耐えることなのか

仕事とは、嫌なことがあってもひたすら耐えて、悪くなくとも頭を下げる。
昭和生まれの私にはそんな概念があった。
ただひたすら歯を食いしばって努力せよ。
バブル崩壊後に就職した私にとって、先輩の背中はそう語っているように見えた。
時間を切り売りし、与えられた業務をこなし、報酬を得る。

しかし、ふと疑問が頭をよぎる。
これからの時代もそんな仕事の仕方でいいのだろうか。

古い概念は捨てよう

世界中どこに住んでいても学びたいことをオンラインで、簡単に学ぶことができるようになった。
新しい形のビジネスも、驚くほどたくさんインターネットの中にあふれていた。
世の中は急速に変わりつつある。
企業に属さなくてもできる仕事がきっとあるはず。

新しい知識を得て古い既成概念に支配されていた私は、徐々に変わり始めた。
誰かの作った古い概念に、自分を合わせるのはもうやめよう。
私がやりたいことをやっていこう。

仕事とは、歯を食いしばって我慢することではない。
仕事とは興味のあることや得意なことで、多くの人を幸せにすること。

私にとって、過去の点とは

私は、今まで興味の赴くままに様々な経験をしてきた。
3度の留学に加え、派遣社員をしながら7年間で15ヵ国の国々を旅した。
読書が好きで、フランス映画が好きで、印象派の絵画が大好きだ。
ジョブズのように、いつも何かに夢中になっていた。
行き当たりばったりに、興味の赴くままに、思いついたら即行動していた。

しかし、それらが私の仕事に役立つことは一切なかった。
そんな私に、家族や友人は、こう言った。
「ふらふらしてないで真面目に働いたら?」

書くことを仕事にしよう

私は失業を経て、今まで役立たなかったことをつないでいこうと心に決めた。
点と点をつないでいこう。
一見無駄だと思われる経験を、意味あるものに変えていこう。

書くことを仕事にしていこう。
読書や留学や旅から得た知識や経験を、世界中に発信していこう、
今迷ってる誰かの役に立つように。

誰かのせいや時代のせいにはもうしない。
自分だけを信じてやっていこう。
ノートパソコン一つで生きていく、そう決意した。

世界とつながることのできる魔法の道具

ノートパソコンは小さいのに、これ一つで世界の人とつながれる魔法の道具だ。
昔の人が見たらさぞ驚くに違いない。

私たちは家にいながら、新しいことを学ぶことができる。
バーチャルの世界でなら、どんな国へも行くことができる。
砂漠やジャングル、ヤシの木たくさんの南の島。
聞いたことのない国の人々と、会話をすることさえできる。
これを使って仕事をしていこう。

私たちは何でもできる

さあ、満員電車から解き放たれよう、黒いスーツを脱ぎ捨てて。
できないという既成概念さえかなぐり捨てれば、私たちは何でもできる。
テクノロジーの力を使って。

家族や友人に馬鹿にされようと、気にするのはもうやめよう。

ジョブズは伝説のスピーチをこう締めくくる。
Stay Hungry. Stay Foolish.
ハングリーであれ。愚か者であれ。


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